「目処をつける」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「目処をつける」とは?
「目処をつける」は、「見通しを立てる」や「見当を付ける」との意味で使用される言葉です。
「目処」は、「目指す処」と表記できます。
つまり、「目標とするところ」を意味する単語だと言えるのです。
これは「目処」とも「目途」とも表記されますが、どちらも同じような使い方が可能です。
また、ここでは「目途をつける」としています。
「目指す処」と意味する「目処」について、「つける」を付与しているのです。
このように使用する事によって、「目標地点を定める」のようなニュアンスの言葉になるのです。
たとえば「昼頃までに目処をつけましょう」とすれば、「昼頃までに目標となるところを定めよう」との意味の言葉になるのです。
「目処をつける」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「目処をつける」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが会議に参加したとします。
しかし、その会議は時間の設定もないままに、延々と延長されて議論を繰り返していたのです。
このような場合には、「そろそろ、この会議にも目処をつけるべきです」と述べるとよいでしょう。
これにより、目標とするところを定めるべきである事を、上手に言い換えて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「目処」の表記に注意しましょう。
どちらを使用しても問題はありませんが、「目処」や「目途」と表記できるのです。
特に明確な使い分けのルールはありませんが、二つの表記方法がある事を認識しておくとよいでしょう。
「目処をつける」を使った例文
「目処をつける」を使った例文を挙げます。
例文のように、「何に」目処を付けるのかを補って使用すると、自然で分かりやすい文章を作成できます。
・『さすがにもう、この会議にも目処をつけるべきです』
・『そろそろ、仕事に目処をつけるとよいでしょう』
・『昼頃までには、議論に目処をつけるはずです』
「目処をつける」の類語と敬語での言いかえ
「目処をつける」の類語と敬語を解説していきます。
「目処をつける」の類似表現
「目処をつける」の類似表現には、「目途をつける」があります。
「目処」と「目途」は、どちらも同じような意味で使用できる言葉なのです。
「目処をつける」の敬語表現
「目処をつける」を敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「目処をつけられる」に言いかえできます。
この場合は、行動主体が敬意を示す相手になるので、注意するとよいでしょう。
まとめ
このように「目処をつける」は、目標とするところを定めるとの意味で使用できるフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。