みなさんは、ビジネスシーンにおいて、「充実した日々をお過ごしのことと存じます」を使ったことはありますか?
今回は、この言葉の意味、使い方や注意点、言い換えについて、詳しく解説していきます。
「充実した日々をお過ごしのことと存じます」とは?
「充実した日々」は、「毎日の暮らしや取り組みにおいて、必要な物が備わり満ち足りている様子」を表す言葉です。
「お過ごしのこと」は、「過ごしている、送っている」という意味で、「存じます」は「思う」をへりくだって丁寧にした言い方です。
つまり、「充実した日々をお過ごしのことと存じます」は、相手に対して「満ち足りた状態で毎日を過ごしていると思う」というニュアンスを伝えるための言葉です。
「充実した日々をお過ごしのことと存じます」の使い方や注意点
「充実した日々をお過ごしのことと存じます」という言葉には、相手に対して「毎日の生活における安心や安定、心身ともに満たされた状態でありますように」という思いや願いが込められています。
ですから、この言葉を使う背景として、相手は自分の目の届かない場所で日々を過ごしていることが分かります。
ビジネスシーンでこのようなケースとしては、転勤や異動、転職などが挙げられるでしょう。
つまり、新天地で活躍する相手に送る言葉となるわけです。
この言葉の注意点としては、自分と離れた場所にいる相手の状況が、より良い環境と状態で過ごせているのが前提であることです。
例えば、体調を崩して職場を離れてしまった相手に「充実した日々」という表現は使ってはいけないからです。
ですから、より良い環境や、成長、発展を求めている相手に対して相応しい言葉であると言えるでしょう。
「充実した日々をお過ごしのことと存じます」の言い換え
・『充実した毎日をお過ごしのことと存じます』
・『お変わりなく日々をお過ごしのことと存じます』
・『ますますご活躍のことと存じます』
・『いかがお過ごしでしょうか』
相手の活躍や成功を願い、思いやるフレーズと言えます。
「充実」や「活躍」といった前向きなキーワードをうまく使いこなすことで、相手に正しく気持ちを伝えることが出来るでしょう。
また、相手の状況や様子を伺い知れない場合には、「いかがお過ごしでしょうか」とお伺いを立てる言い方が役に立ちますので、覚えておくと良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「充実した日々をお過ごしのことと存じます」は、相手の活躍や成長を願う、思いやりのメッセージと言えるでしょう。
「心身とも満たされ、仕事や取り組みで忙しくしている毎日でありますように」といった思いが相手に伝わるよう、言葉の理解を深めておきましょう。