この記事では「催したく存じます」について解説をします。
「催したく存じます」とは?意味
行事などを行いたいと思っているという意味です。
「催したく」は「催す」と「たし」をつなげた言葉です。
「催す」には、人を集めて行事などを行うという意味があります。
一人で何かをすることではなく、人を集めて行うものをいいます。
「たし」は話し手の希望を表す語で、「~たい」という意味です。
「存じ」は「存ずる」を指し、「思う」「考える」の謙譲語になります。
この場合は、催しを行うことを話し手が考えており、話し手側の行為を低めて表現しています。
「ます」は敬意を表す語です。
「催したく存じます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、これから行事などを行いたい気持ちを話し手が持っていることを表す際に使用をします。
親社員が入社してきたとします。
その部署の人たちは、新入社員を歓迎するための会を開きたいと思っています。
ある社員が上司に対して「歓迎会を開きたい意思を持っている」ということを伝えるとします。
そういったときに「催したく存じます」という言葉を使用します。
「そういうふうに思っている」という意味の言葉で、「開催します」と断定するものではありません。
そのため、この言葉を述べている段階では、行事などが開かれるという保証はありません。
はっきりとしている場合は「開催いたします」のような表現をします。
「存じます」という表現では「思っている」という意味で、考えの段階なのです。
実際に何かを開催するなら、そのための計画を立てなければなりません。
本当に行事などを行うつもりがあるなら、計画を細かく立てていきましょう。
「催したく存じます」を使った例文
・『新年会を催したく存じます』
「催したく存じます」の返答や返信例
どのような立場であるのか、どういった催しを行うのかによって、返答の内容が変わります。
催しを行うことについて決定権がある立場なら、行ってもよい、行うことはできないなど、判断を出します。
判断をするためには、その催しの詳しい情報を知っていなければなりません。
どういった催しにするつもりなのか、詳しい内容を聞きましょう。
催しを行うのか決定する立場でない場合は、相手は「こういうつもりがあるのだ」と話したいだけかもしれないので、話に耳を傾けます。
きちんと話をきいてあげると、相手は満足します。
まとめ
この言葉は、人を集めて何かの行事を行いたい気持ちを持っていることを表します。
忘年会、新年会、企業のPR活動など、さまざまな催し物があります。
そういったものを開きたい気持ちを表現する言葉です。