「遠慮なくおっしゃって下さい」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「遠慮なくおっしゃって下さい」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「遠慮なくおっしゃって下さい」について解説をします。

「遠慮なくおっしゃって下さい」とは?意味

何かを言うことを控える必要はないという意味です。

「遠慮」には、他人に対しての発言や行動を控えることという意味があります。

「なく」「ない」のことで打消しの意です。

つまり、「遠慮なく」は控えなくてよいという意味になります。

「おっしゃって」「おっしゃる」のことです。

「言う」の謙譲語で、言われるといった意味になります。

「下さい」は相手に何かを求める意です。

「遠慮なくおっしゃって下さい」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、慎み控えることなく何かをいってよいことを示すために使用をします。

丁寧な表現なので失礼にはなりません。

飲食店のことで説明をします。

飲食店にお客さまがやってきました。

このお客さまは何だか寒そうです。

そのことを店員は気にして、寒かったら声をかけて欲しい、声をかけてくれればブランケットでも出すのにと思いました。

料理を出したときに、お客さまには何か気になることがあったようですが、それは口に出しませんでした。

どうやら、遠慮して言わないようです。

何かあったのなら言って欲しいと店員は思っています。

そんなときに「遠慮なくおっしゃって下さい」を使用します。

こういった言葉をかけてもらえると、客側は何かをいいやすくなります。

言いたいことがあっても、相手にどう思われるだろうか、言ったら迷惑ではないかなど考えて、言えない人もいます。

このような言葉は、言いたいことを言えない人が、何かを発言しやすくする働きがあります。

何かを伝えられたら、言われた側はできるだけそれに対応をするようにします。


「遠慮なくおっしゃって下さい」を使った例文

・『何かあれば遠慮なくおっしゃって下さい』
・『気になることがあれば遠慮なくおっしゃって下さい』

「遠慮なくおっしゃって下さい」の返答や返信例

発言を控える必要はないと伝えられているので、伝えたいことがあれば発言して構いません。

人に何かをやって欲しいとき、何かを変えて欲しいときなど、さまざまな場面で使用することができます。

しかし、いくら遠慮なくとは伝えられているものの、相手を傷つけるような発言は控えることが望ましいです。

その発言をして相手が傷つかないだろうかを考えて、伝えるようにしましょう。

まとめ

この言葉は、遠慮しないで何かを言っていいことを伝えるためのものです。

こういったことを言ってもらえると、気にせずに発言をしやすくなります。

本当に遠慮なく何かを伝えてくることがあるので、それに対して上手に対応をしてください。