「見通しが立つ」を解説していきます。
自信のない日本語を、今すぐ覚えていきましょう。
「見通しが立つ」とは?
「見通しが立つ」とは、先が開けている状態をあらわします。
見通しとは、この先の動向のこと。
「立つ」は「成り立つ」を置きかえたものなので、明るい展望が開けることをいいます。
「見通しが立つ」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「見通しが立つ」は「目処が立つ」と同じように使われています。
良いシーンで用いられることが多く「売上達成の見通しが立つ」のように、当初の目的が叶いそうなときに引用されます。
このまま進めば、成功を収めそうなときの表現です。
反対に先が読めないとき、いつ復旧するのか分からない場合は「見通しが立たない」といいます。
整理すると予測がつくときは「見通しが立つ」予測がつかないときは「見通しが立たない」です。
上手に用いていきましょう。
「見通しが立つ」を使った例文
・『おかげ様で資金調達の見通しが、ようやく立ちました』
・『復旧の見通しが立ち次第、お知らせいたします』
・『供給の見通しが立つまで、注文を停止させていただきます』
「見通しが立つ」の類語や敬語での言いかえ
「見通しが立つ」の言いかえに「見込みがつく」があります。
「見込みがつく」とは、希望通りに進むことをいいます。
「見込みがつき次第、お知らせいたします」のように使えます。
「見通しが立つ」の類似表現
「見通しが立つ」とよく似た言い方に「目処が立つ」もあります。
「目処」は「目指すべき場所」という意味があります。
こちらも「見通しが立つ」と同じように、来場人数や売上目標が達成されそうなとき、システム障害が正常に機能しそうなときに使います。
「見通しが立つ」の敬語表現
さらに丁寧に言いたいなら「見込みでございます」といいます。
「午後までに復旧する見込みでございます」のように、言葉を付け加えて使います。
多くのお客様にアナウンスするときにも、この表現は使えます。
「見通しが立つ」の返答や返信例
このようなフレーズに対して、どのような言葉を送ればいいでしょうか。
もし社内の営業目標が達成されるというおめでたい内容であれば、「ご丁寧なメールをいただき、誠にありがとうございます」とお礼を送り「これもひとえに部長のおかげです。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします」と付け加えます。
その内容に応じた、臨機応変な対応を取っていきましょう。
まとめ
「見通しが立つ」の意味と使い方をおさらいしました。
この表現は明るい展望が見えたときに使います。
「目処が立つ」と同じように用いられているので、覚えておきたいです。