この記事では「厳守されますよう、くれぐれもお願いいたします」について解説をします。
「厳守されますよう、くれぐれもお願いいたします」とは?意味
厳しく守るように心を込めてお願いをする意味の言葉です。
「厳守」には、決まり事や命令などを厳しく守ることという意味があります。
少しくらい命令に背いてもいいかという、いい加減な態度ではありません。
「よう」は婉曲な命令の意を表します。
「くれぐれも」には、繰り返し繰り返し心を込めてお願いをしたり、忠告をしたりするさまという意味があります。
漢字で書くと「呉呉も」となります。
「呉」を「くれ」と読むのは音訓表にはのっていません。
「お願いいたします」は丁寧なお願いの言葉です。
動詞の連用形に「お」をつけて、その下に「いたします」を添えた形で、謙譲の意を表し、その行為が及ぶ相手に対して尊敬の意を表します。
「厳守されますよう、くれぐれもお願いいたします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、念を入れて厳しく忠告をする際に主に使用をします。
たとえば、重要なものを入れている金庫があったとします。
この金庫を開けてよいのは特定の人だけで、特定の人だけが鍵を使用することができます。
他の人には絶対に鍵を触らせてはいけないし、金庫を開けさせてもいけません。
自分が解錠をするのが面倒だから、手が離せないからなどの理由で、他の人に頼みたくなることもあるかもしれませんが、それでも他の人に開けさせてはいけません。
そういった厳しく守って欲しい事柄にこのような言葉を用います。
「くれぐれも」という表現を用いることで念を入れています。
相手を敬う表現をしていますが、上から目線のように聞こえるので、伝える相手を考える必要があります。
「厳守されますよう、くれぐれもお願いいたします」を使った例文
・『○○のことについては厳守されますよう、くれぐれもお願いいたします』
「厳守されますよう、くれぐれもお願いいたします」の返答や返信例
厳しく守るようにと忠告をされているので、それに従ってください。
異議を唱えるようなことはしません。
「厳守」という言葉を使用しているので、重要なことのはずです。
もしも納得できないところがあるなら、納得ができるように説明を求めましょう。
何らかの理由があって厳しく守るようにとお願いをしているはずなので、理由があれば説明できるはずです。
まとめ
この言葉は、何かを厳しく守って欲しいことをお願いするものです。
念には念を入れて忠告したいようなことに主に使用をします。
丁寧な表現を使用していますが、上から目線に聞こえるので、伝える相手を考えてください。