「どのようにお考えですか」を解説していきます。
気になるビジネス敬語を、しっかり勉強しておきましょう。
「どのようにお考えですか」とは?
「どのようにお考えですか」は「相手の考えを尋ねる」という意味合いがあります。
先方の意見や考えを引き出したい場合に用いられます。
「どのようにお考えですか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「どのようにお考えですか」は、専門家の意見を尋ねたいときに引用します。
顧問弁護士や税理士など、専門職に就いている人の意向を尋ねるときに使われます。
一方で「どのようにお考えですか」は、相手を論破したい場合にも適用されます。
強い語調を含んだ言い方なので、温和なやり取りをしたいときには好ましくない表現です。
他の言葉もインプットしておき、適切に用いていきましょう。
「どのようにお考えですか」を使った例文
・『先生はどのようにお考えですか』
・『この問題について、どのようにお考えですか』
・『どのようにお考えですか。お聞かせください』
「どのようにお考えですか」の類語や敬語での言いかえ
「どのようにお考えですか」の言いかえとして「ご意見をお聞かせください」があります。
「ご意見」と敬いの表現が加わっているので、先方を立てるニュアンスが生まれます。
「ご協力いただけたら幸いです」と追記すると、へりくだってお願いができます。
「どのようにお考えですか」の類似表現
「どのようにお考えですか」とよく似た言い方に「どのように思われますか」があります。
直接顔を合わせる場で、単純に質問したいときに使います。
ラフな言い回しなので、端的にまとめたい場合に活用してみましょう。
「どのようにお考えですか」の敬語表現
さらに丁寧に伝えたいなら「ご意見をお聞かせいただければ幸いです」や「ご意見をお聞かせいただきたく存じます」といいます。
どちらも目上の方の意向を尋ねるときに使います。
ただこの文だけ用いると、一方的と感じることもあります。
ビジネスメールであれば「ご多忙のことと存じますが」などワンクッション挟んでから、依頼していきます。
より丁寧な文を組み合わせて、使ってみてください。
「どのようにお考えですか」の返答や返信例
このような文をもらったら、適切な内容を返していきます。
「ご質問いただき、ありがとうございます」とお礼を述べてから、具体的な内容を書き添えます。
また「ご質問いただいた件について、ご回答申し上げます」と答えることもできます。
まとめ
「どのようにお考えですか」の意味と使い方を学びました。
この表現は先方の意向や考えを尋ねるときの言い方です。
ただ使い方によっては、威圧感を与えてしまうこともあります。
他の言い回しも覚えておき、適切に用いていきましょう。