「門外漢で恐縮ですが」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「門外漢で恐縮ですが」とは?
はじめに「門外漢で恐縮ですが」の意味を解説していきます。
「門外漢」は「専門外」を意味する言葉です。
古来「漢」には「男」の意味がありますので、平易に言い換えれば「専門ではない男」となります。
そのため、文章全体としては「専門外なのに申し訳ないですが」という内容を敬語表現で丁寧にしたものなのです。
「門外漢で恐縮ですが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「門外漢で恐縮ですが」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、システムに関してエンジニアから説明を受けたとします。
しかし、技術的にどうしても納得いかない部分があり、質問することにしました。
しかし、自分自身は事務職のため、素人が聞いてよいか迷う内容の質問でした。
このような場合に「門外漢で恐縮ですが」と伝えてから質問をすれば、相手に対してかしこまった雰囲気で質問をすることができるのです。
この言葉を使う場合の注意点は、女性はあまり使わないことです。
最初の説明の通り「漢」には「男」の意味があるためです。
そういう意味では、男性と女性の区別がある表現は、今後はすたれていくことが予想されます。
「門外漢で恐縮ですが」を使った例文
ここでは「門外漢で恐縮ですが」を使った例文を挙げていきます。
このように、自分よりも相手が専門的な知識を有する場面での質問や否定の前段に利用することが一般的です。
・『門外漢で恐縮ですが、質問があります』
・『門外漢で恐縮ですが、この内容は変だと思います』
・『門外漢で恐縮ですが、不整合があるようです』
「門外漢で恐縮ですが」の類語や敬語での言いかえ
それでは「門外漢で恐縮ですが」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「門外漢で恐縮ですが」の類似表現
まず 「門外漢で恐縮ですが」の類似表現について解説します。
「門外感」は「専門外」と言い換えることができるでしょう。
表現は異なりますが、意味としては同じになります。
「門外漢で恐縮ですが」の敬語表現
つぎに「門外漢で恐縮ですが」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「門外漢で恐縮ではございますが」という言い換えが可能です。
より丁寧な表現と言えます。
まとめ
このように「門外漢で恐縮ですが」という表現は、自分よりも詳しい相手に、質問や意見する場合に使える言葉です。
相手に臆する気持ちをやわらげたうえで、必要な事はしっかり聞くという態度が必要です。