「そうですか」を解説していきます。
使っていいか迷うフレーズを、正しくおさらいしましょう。
「そうですか」とは?
「そうですか」は、相手の話に相槌をうつ表現です。
「その通りですね」というニュアンスがあります。
先方の話を否定せず、そのまま受けとめるときに用います。
「そうですか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「そうですか」は話し言葉のひとつです。
ビジネスメールでは使わず、相手と会っているときに使います。
短くシンプルな表現なので、社内の雑談やミーティングの席など、幅広い場で使われています。
一方でクレーム対応をしているとき、高級ホテルの受付など上得意のお客様を相手にしている場合は、冷たく聞こえてしまうこともあります。
時と場にふさわしい言い方も覚えておきましょう。
「そうですか」を使った例文
・『そうですか。今日はゆっくり休んでください』
・『そうですか。遅くなることを、部長に伝えておきます』
・『そうですか。会議室の変更をしておきます』
「そうですか」の類語や敬語での言いかえ
「そうですか」の言いかえとして「はい」や「ええ」があります。
例えば会社の電話が鳴って、対応しているときに使えます。
「きちんと聞いています」という意志を伝えられるので、無言の時間をうまくフォローできます。
「そうですか」の類似表現
「そうですか」と似ている表現に「なるほどですね」が挙げられます。
営業マンの間では浸透している表現ですが、業界によっては浮いてしまうこともあります。
「そうでしたか」や「そうですね」と落ちついた言い方に整えて用いていきたいです。
「そうですか」の敬語表現
さらに丁寧に伝えたいなら「左様でございます」という表現もあります。
相手の発言に同意するときの言い方です。
高級ブランドのショップ、会員制のラウンジなどで用いられています。
もう少し砕けた言い方にしたいなら「おっしゃる通りです」と伝えます。
どちらも重みのある言い方なので、社外の方やお客様に使います。
「そうですか」の返答や返信例
「そうですか」はこちらの話に、頷いてくれた表現です。
会話のボールはこちらに投げられた状態なので、先ほどの話に繋げたトークをしていきましょう。
また「ご存知でしたか」や「どう思われますか」など、こちらから質問すると一方的な話にならなくて済みます。
会話のバランスを見て、適切な言葉を用いていきましょう。
まとめ
「そうですか」の意味と使い方を学びました。
この表現は相手の話に、頷くニュアンスがあります。
気さくな表現のため、より敬語らしい表現も覚えておきましょう。
ボキャブラリーを増やして、いざという時に備えておきたいです。