「見ております」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「見ております」とは?
「見ております」は、「見ている」との意味で使用される言葉です。
ここでは、謙譲語と丁寧語を使用する事で、言葉が言い換えられています。
「おります」は「おる」と「ます」に分解できます。
そして、「おる」は謙譲語であり、「ます」が丁寧語なのです。
また、「おる」は「いる」をへりくだって表現した言葉です。
このように言い換える事で自分の行為を低く表現し、それによって相手に敬意を示すのです。
また、「おります」も「います」も、現在進行形を表す言葉です。
ここでは「見ております」とすることで、「見る」という動詞を現在進行の形で表現しているのです。
「見ております」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「見ております」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたがチームを持っていたとします。
そのチームは自由に活動させていましたが、暴走しないように間接的に監視していたのでした。
このような場合には、「いつもチームの状況を見ております」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手に敬意を示しながら、状況を見ていることを伝達できるのです。
この言葉を使用する場合には「おります」の使い方に注意しましょう。
これは謙譲語の言葉です。
そして、少々気が付きにくい謙譲語だと言えます。
「おります」と「います」は同じように使用できます。
そして、前者が謙譲語であり、後者は平易な言葉なのです。
微妙な違いで言葉の意味が変化しますので、十分に注意して使い分けるとよいでしょう。
「見ております」を使った例文
「見ております」を使った例文を挙げます。
例文のように、「見ている」対象を先に述べるようにすると、自然で分かりやすい表現になると言えます。
・『いつも状況を見ております』
・『既にニュースは見ております』
・『先ほどから様子を見ております』
「見ております」の類語と敬語での言いかえ
「見ております」の類語と敬語を解説していきます。
「見ております」の類似表現
「見ております」の類似表現には、「見ています」があります。
「おります」と「います」は、謙譲語の有無が違うだけの、同義語だと言えるのです。
「見ております」の敬語表現
「見ております」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「拝見しています」に言いかえできます。
まとめ
このように「見ております」は、何かを見ている様子を、謙譲語で表現したフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。