「敬愛する」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「敬愛する」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、ビジネスシーンでもしばしば使われる言葉の「敬愛する」について、その意味や使い方や言い換え等を分かりやすく説明します。

「敬愛する」とは?意味

「敬愛する」の読みは「けいあいする」で、「尊敬し親しみの心を持つこと」を意味する言葉です。

「敬愛する」「敬」の漢字には「他人を敬い、尊ぶ」との意味があり、「愛」の漢字には「大事な物や人を慕う心」の意味があり、従って二つの漢字で構成された「敬愛」の熟語は「人を尊敬し親しむこと」の意味となるのです。

この言葉は、人間にとっては非常に崇高とも言える意味なので、校訓や社訓にもしばしば使われる言葉です。

「敬愛する」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「敬愛する」の意味は、先に記した通りですが、言い換えれば「尊敬」「親愛」の言葉の意味を同時に表す熟語だと言えます。

ここでの「愛」はあくまで「親愛」を意味するもので、いわゆる「恋愛」の感情や意味合いは含まれていません。

従って、この言葉は恋愛感情の無い友人や上司等に対して使う言葉と言えます。

この「敬愛」は人に対して使われる言葉で、また名詞なので、一般的には「敬愛する~」「~を敬愛する」との表現で使われます。

また、「敬愛」の気持ちが強いことを意味して、「敬愛の念を抱く」と使われることもしばしばあります。

さらに、贈り物をする際に「敬愛の意を込めて」「敬愛の気持ちを込めて」との言葉を添えられることも少なくありません。

一方で、「敬愛なる~」と形容動詞として使われる例を見聞きすることがありますが、これは本来は間違った使い方であり、注意が必要です。


「敬愛する」を使った例文

・『上司には尊敬できる人は多くても、近寄りがたい人が多く、敬愛することが出来る人は少ない』
・『敬愛する気持ちを込めて、恩師の喜寿のお祝いの会を皆で盛大に開催した』
・『彼はしっかり者で非の打ちどころがなく、私にとっては敬愛することの出来る友人です』

「敬愛する」の類語や言い換え

「敬愛」の持つ二つの意味を持つ類語としては、「敬慕」が挙げられます。

また、親しみの意味は含まない類語としては「尊敬」「敬意」がり、尊敬の意味がない類語としては「親愛」が挙げられます。

従って、「敬愛する」「敬慕する」「尊敬する」「敬意を持つ」「親愛なる」等と言い換えることが出来ます。

まとめ

「敬愛する」とは、「尊敬し親しみの心を持つこと」を意味する言葉です。

言い換えると、「尊敬」「親愛」の言葉の意味を同時に表す言葉だと言えます。

ただし、この言葉には「恋愛」の意味や感情は含まれていないので、この点、使用時には注意が必要です。