「勝手ながら」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「勝手ながら」とは?
「勝手ながら」は、「勝手ですが」や「勝手なことですが」などと同じ意味で使用できる言葉です。
「勝手」は、「身勝手」や「自分勝手」の事を示します。
これは、自分の都合や利益のみを考えるような様子を表す言葉です。
「わがまま」などと言い換えることもできるでしょう。
ここでは、「勝手ながら」と自分で述べる事で、自分のわがままな様子を言い表しています。
これを自分で述べる事で、続く言葉の意味を少しソフトな印象に変える事ができます。
つまり、意識せずに勝手しているわけではなく、意識した上で行動しているという、印象に聞こえる効果があるのです。
「勝手ながら」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「勝手ながら」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、部長と会議したかったとします。
そして、スケジュールの空きを見つけたので、部長の合意を取らずに予定を確保してしまったのです。
このような場合には、「勝手ながら、先に予約を入れました」と述べるとよいでしょう。
これにより、自分の身勝手な行為であることを、自分で言い表す事ができるのです。
この言葉を使用する際には、「ながら」の使い方に注意しましょう。
これは「勝手ですが」や「勝手ではございますが」のように言い換える事もできます。
同じような意味で使用できますが、それぞれ印象の違う表現です。
相手や状況に合わせて、適切な表現を選択して使用するとよいでしょう。
「勝手ながら」を使った例文
「勝手ながら」を使った例文を挙げます。
例文のように、「勝手ながら」に応じた行動を、続けて述べるようにするとよいでしょう。
・『大変勝手ながら、資料閲覧は禁止にいたいます』
・『誠に勝手ながら、セミナーに申し込んでおきました』
・『とても勝手ながら、関係する書類を持ち出しいたしました』
「勝手ながら」の類語と敬語での言いかえ
「勝手ながら」の類語と敬語を解説していきます。
「勝手ながら」の類似表現
「勝手ながら」の類似表現には、「自分勝手ながら」があります。
「勝手」と「自分勝手」は、同じような意味で使用できる類似の言葉だと言えるのです。
「勝手ながら」の敬語表現
「勝手ながら」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「勝手なことかと存じますが」に言いかえできます。
まとめ
このように「勝手ながら」は、自分の身勝手さを自分で述べるためのフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
