「お取次ぎいただきありがとうございます」を解説していきます。
正しい意味を覚えて、仕事に活かしてみてください。
「お取次ぎいただきありがとうございます」とは?
「お取次ぎいただきありがとうございます」は、取り次いでくれた方にお礼を述べるニュアンスがあります。
「取り次ぎ」は用件を別の人に伝えること、担当者に電話を回す行為をあらわします。
おもに受付や電話口で用いるフレーズです。
「お取次ぎいただきありがとうございます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「お取次ぎいただきありがとうございます」は取り次いでくれた方に対する、お礼の表現です。
例えば取引先の会社に電話をかけて担当者に回してもらったり、受付で関係者の方を呼び出してもらったりする場合に使います。
また社内で電話を取ってくれたスタッフに、お礼を伝えたいときにも適しています。
ただ「お取次ぎいただきありがとうございます」は、少々回りくどい表現です。
通常のお礼であれば「ありがとうございます」でも通じるので、その場にあわせた自然な言い方も心得ておきたいです。
「お取次ぎいただきありがとうございます」を使った例文
・『お忙しいところ、お取次ぎいただきありがとうございます』
・『ご丁寧にお取次ぎいただき、ありがとうございます』
・『申し訳ありません。お取次ぎいただきありがとうございます』
「お取次ぎいただきありがとうございます」の類語や敬語での言いかえ
「お取次ぎいただきありがとうございます」の言いかえに「ご対応いただきありがとうございます」があります。
例えば自分の代わりに電話を取ってくれ、メモを残してくれた方のお礼として使えます。
「お取次ぎいただきありがとうございます」の類似表現
「お取次ぎいただきありがとうございます」とよく似た表現に「取り次いでいただき、ありがとうございます」もあります。
「お取次ぎ」を「取り次いで」に変えたので、自然な日本語になっています。
素直にお礼を伝えたいときにおすすめです。
「お取次ぎいただきありがとうございます」の敬語表現
さらに丁寧に直したいなら「お取り計らいいただき、御礼申し上げます」といいます。
「お取り計らい」とは物事がうまく進むように、取り計らうことをいいます。
広い意味合いがあるので、とても万能な表現です。
「お取次ぎいただきありがとうございます」の返答や返信例
この言い回しはお礼の気持ちをあらわしています。
社内の方であれば「お役に立てて良かったです」と伝えておきます。
社外の方であれば「とんでもございません。
少々お待ちくださいませ」と伝えて、担当者に取り次ぎます。
まとめ
「お取次ぎいただきありがとうございます」の意味と使い方を学びました。
この表現は取り次いでくれた方に、お礼の気持ちをあらわす表現です。
基本的なマナーを抑えて、気持ちのいいお付き合いを心掛けていきましょう。