「心ばかりのものですか」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「心ばかりのものですか」とは?
「心ばかりのものですか」は、「気持ちだけのものですが」や「たいしたものではありませんが」などの意味で使用される言葉です。
「心ばかり」は、「心だけ」や「心しかない」との意味で使用されます。
このように表現することで、実物が「たいしたものではない」ということを、間接的に表現しているのです。
ここでは「心ばかりのものですか」と疑問文の形になっています。
しかし、このように相手に問いかけることはありません。
「心ばかり」と表現する場合は、自分からの贈り物を謙遜して表現するフレーズなのです。
そのため、一般的な使用方法としては「心ばかりのものですが」になると言えるのです。
「心ばかりのものですか」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「心ばかりのものですか」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが贈り物をしたとします。
相手が受け取ってくれるように、大層なものではないことを強調したいと考えました。
このような場合には、「心ばかりのものですから、お受け取り下さい」と述べるとよいでしょう。
これにより、たいしたものではないという事を、上手に言い換えて伝達できるのです。
この言葉を使用する際には、「ですか」の使い方に注意しましょう。
この言葉を使用する場合には、通常「ですが」を使用します。
「心ばかりのものですが、お受け取り下さい」と使用するほうが、自然な使い方になるのです。
語尾の使い方に注意して、上手に使いこなすとよいでしょう。
「心ばかりのものですか」を使った例文
「心ばかりのものですか」を使った例文を挙げます。
例文のように、「ですか」で終えるのは不自然になるため、「ですから」などに言い換えて使用するとよいでしょう。
・『心ばかりのものですから、気にしないでください』
・『心ばかりのものですから、お気になさらずに』
・『心ばかりのものですから、遠慮しないでください』
「心ばかりのものですか」の類語と敬語での言いかえ
「心ばかりのものですか」の類語と敬語を解説していきます。
「心ばかりのものですか」の類似表現
「心ばかりのものですか」の類似表現には、「心ばかりのものでしょうか」があります。
「ですか」は「でしょうか」に言い換えできます。
しかし、「心ばかり」に関しては、どちらの使い方もされないと言えます。
「心ばかりのものですか」の敬語表現
「心ばかりのものですか」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「心ばかりのものでございますか」に言いかえできます。
まとめ
このように「心ばかりのものですか」は、相手に心ばかりかを尋ねるフレーズです。
このような使い方を使用する機会はないため、「ですから」や「ですが」に語尾を変更して使用するとよいでしょう。