「ご周知いただけますと幸いです」を解説していきます。
知らない表現を正しく覚えていきましょう。
「ご周知いただけますと幸いです」とは?
「ご周知いただけますと幸いです」は、知っておいて欲しい項目を伝える表現です。
「周知」は広くアナウンスすることをいいます。
「幸いです」で、へりくだった姿勢を伝えます。
「ご周知いただけますと幸いです」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご周知いただけますと幸いです」はその人を含めた、周囲の人に広く伝えて欲しいことをお願いする言い方です。
公にして欲しいことを伝えるニュアンスがあるので、軽はずみに使用しないようにしましょう。
社外秘である機密事項、あまり言いふらして欲しくない案件には控えておきます。
時と場をえらんで適切に使用していきたいです。
「ご周知いただけますと幸いです」を使った例文
・『来週火曜はお休みです。ご周知いただけますと幸いです』
・『来月チャリティコンサートを実施します。ご周知いただけますと幸いです』
・『開始時間が変更となっております。ご周知いただけますと幸いです』
「ご周知いただけますと幸いです」の類語や敬語での言いかえ
「ご周知いただけますと幸いです」の言いかえに「ご周知ください」があります。
短くなった分だけ、コンパクトにまとまります。
短文でまとめたい場合に適しています。
「ご周知いただけますと幸いです」の類似表現
「ご周知いただけますと幸いです」の類語に「ご了承いただけますと幸いです」もあります。
こちらの都合を汲んで欲しいとき、相手に納得してもらいたい場合に使います。
「ご周知」よりも「ご了承」は、ターゲットとなる物がより狭くなります。
個人のやり取りで使われる表現なので、わきまえて使っていきたいです。
「ご周知いただけますと幸いです」の敬語表現
さらに丁寧に伝えたいなら「ご周知くださいますようお願いいたします」と言いかえます。
「ご周知ください」に「お願いいたします」が付いているので、重厚感のあるフレーズになります。
取引先の担当者とビジネスメールをしている場合にも使えます。
「ご周知いただけますと幸いです」の返答や返信例
返答文の例としては「この度はご連絡をいただき、誠にありがとうございます」が挙げられます。
「表題の件、確かに承りました」と書き添えて、真摯な気持ちも伝えていきましょう。
相手が心地よく受け取れる文面を心掛けて、印象良く仕上げていきたいです。
まとめ
「ご周知いただけますと幸いです」の意味と使い方を学びました。
この表現は、周囲の人に伝えて欲しいことを丁寧にお願いする言い方です。
「ご周知ください」など平素な表現も覚えておき、臨機応変に使い分けてみてください。