みなさんは、ビジネスシーンにおいて、「貴重なお話をお伺いすることができ」を使ったことはありますか?
今回は、この言葉の意味、使い方や注意点、言い換えについて、詳しく解説していきます。
「貴重なお話をお伺いすることができ」とは?
「貴重なお話」は、「めったに聞くことが出来ない価値のある話」を意味します。
また、「貴重」という言葉には、「大切な、重んじる」という意味合いもあります。
「お伺いすることができ」は、「聞くことが出来て」という意味です。
「お伺い」には、訪問を意味する「訪ねる」と、話を聞くことを意味する「尋ねる」と複数のニュアンスがあり、ここでは後者の方を指しています。
また、言い方として「お話」や「お伺い」のように接頭語「お」を付けた丁寧表現であることから、目上の相手に対してのフレーズであることが分かります。
つまり、「貴重なお話をお伺いすることができ」は、目上の相手に対して「価値ある大切な話を聞くことが出来て」という意味合いを伝える言葉となります。
「貴重なお話をお伺いすることができ」使い方や注意点
ビジネスシーンでは目上の上司や取引先、また、プライベートなシーンにおいては恩師や先生などから、助言としての貴重な話を聞くことが出来る機会があります。
それは、経験談や教訓、指導であったりします。
「お伺いすることができ」の後には、貴重な話を聞くことが出来たことに対するお礼の言葉が続きます。
この言葉を使う際の注意点としては、「貴重な話」を聞かせてもらえたことと同時に、相手の「貴重な時間」もいただいていることを忘れてはいけないことです。
相手が忙しい時間を割いて話してくれたということに対しても、感謝の気持ちを伝えることが出来れば、その後の信頼関係もより深まるに違いありません。
「貴重なお話をお伺いすることができ」の言い換え
・『貴重なお話を聞かせていただき』
・『貴重なお話をお聞かせいただき』
・『貴重なお話をお聞きすることができ』
・『貴重なお話をいただき』
・『この度はお忙しい中、貴重なお話をお聞かせくださり』
相手からいただいた価値ある話を大切にしていく気持ちと、時間を割いてまで話を書かせてくれたことへの感謝の気持ちを、丁寧な敬語表現を用いて相手伝える工夫ができると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「貴重なお話をお伺いすることができ」は、相手から価値ある話を聞かせてもらえたことへの、感謝の気持ちを述べた言葉です。
そういった貴重な機会を与えてもらえた事に対して礼を尽くすことがとても大切であることが分かります。
また、お礼を述べるだけでなく、聞かせてもらえた“価値”を、今後の活動や取り組みにいかに生かしていくかが、とても重要な心構えと言えるのではないでしょうか。