「天候不順の折」とは?ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「天候不順の折」とは?
「天候不順の折」は「天候が悪い時に」や「天気の悪いタイミング」などの意味で使用される言葉です。
「天候不順」とは、天候の調子が良くないことを示します。
「不順」には、順調ではないとの意味があり、これを平易に言いかえれば「良くない」になるのです。
また、「天候」とは、天気の状態であり、空模様と言い換える事もできるでしょう。
さらに「折」には、「時に」や「タイミングに」との意味があります。
これらを組み合わせて「天候不順の折」とすることで、「天気が良くない時に」のような意味の「前置き」のフレーズになるのです。
「天候不順の折」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「天候不順の折」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、あなたがセミナーを開催したとします。
しかし、その日は朝から大雨だったため、参加者が十分に集まるか心配だったのです。
しかし、セミナーを開始してみると、参加者は予想以上に多いのでした。
このような場合には、「天候不順の折にお集まりいただき、心より感謝申し上げます」と述べるとよいでしょう。
これにより、天気が悪い中で集まってくれたことに、感謝を述べる事ができるのです。
この言葉を使用する場合には、「折」の使い方に注意しましょう。
これは、「時に」などの意味で使用される言葉です。
つまり、後ろに文章を続ける必然性が生じる言葉でもあるのです。
このまま「折」で終わると文章が完結しませんので、上手に文章を組み合わせるとよいでしょう。
「天候不順の折」を使った例文
「天候不順の折」を使った例文を挙げます。
例文のように、「来てくれたこと」への感謝などを組み合わせると、自然な文章を作成できるはずです。
・『天候不順の折、お越しくさだり心より感謝いたします』
・『天候不順の折、お集まりいただき誠にありがとうございます』
・『天候不順の折に、ご参集くださいましたことを感謝申し上げます』
「天候不順の折」の類語と敬語での言いかえ
それでは「天候不順の折」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「天候不順の折」の類似表現
「天候不順の折」の類似表現には、「天気が悪い中」があります。
これらは、どちらも悪天候の状況を表現する言葉であり、同じように使用できるものだと言えるのです。
「天候不順の折」の敬語表現
「天候不順の折」を、敬語表現に言いかえる事はできません。
ここには、敬語に言いかえるべき動詞が存在しないのです。
これを敬語にするためには、組み合わせる言葉で工夫する必要があります。
たとえば、「天候不順の折、お越しいただき」のように表現できるのです。
まとめ
このように「天候不順の折」は、天気が悪い状況を表現するためのフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。