「切に思う」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「切に思う」とは?
「切に思う」は、「強く思う」や「心から思う」との意味で使用できる言葉です。
「切に」は強調表現として使用できる言葉です。
ここでは「思う」という動詞と組み合わせる事で、その程度が大きいことを表現できるのです。
これは、「切に感じる」や「切に申し訳なく思う」など、何かしらの感情を表現するのに適している言葉だと言えます。
逆に言えば、「切に歩く」や「切に遠い」など、感情に関係のない動詞や形容詞と組み合わせると、違和感が残る言葉になってしまうのです。
何らかの感情を表現する際に、「切に」という強調表現が使えることを、おぼえておくとよいでしょう。
「切に思う」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「切に思う」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが参加しているプロジェクトがあったとします。
しかし、そのプロジェクトはまったく上手く進んでいなかったのです。
このような場合には、「最近切に思うのですが、このプロジェクトは失敗するのではないでしょうか」と述べるとよいでしょう。
これにより、自分が強く思っている様子を、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「切に」の使い方に注意ましょう。
この言葉は強調表現の一種ですが、使える範囲に特徴があります。
「非常に」や「とても」のように汎用性の高い強調表現ではありませんので、使い方に十分な注意が必要なのです。
「切に思う」を使った例文
「切に思う」を使った例文を挙げます。
例文のように、前後に言葉を加える事で、自然な文章を作成できるはずです。
状況に合わせて、適切に文中に組み入れるとよいでしょう。
・『失敗ではないかと、切に思うようになりました』
・『切に思うのですが、もはや失敗ではないでしょうか』
・『切に思うことで、頭が痛くなってきました』
「切に思う」の類語と敬語での言いかえ
「切に思う」の類語と敬語を解説していきます。
「切に思う」の類似表現
「切に思う」の類似表現には、「切実に思う」があります。
「切に」と「切実に」は、かなりニュアンスが近い類似の言葉だと言えるでしょう。
「切に思う」の敬語表現
「切に思う」を敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「切に存ずる」に言いかえできます。
この場合は謙譲語の表現になりますので、自分の行為をへりくだって表現しているのです。
まとめ
このように「切に思う」は、心から思う様子を表現するためのフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。