「~をおかけすることも」を解説していきます。
正しい敬語を知って、社会人の教養をつけていきましょう。
「~をおかけすることも」とは?意味
「~をおかけすることも」は負担や迷惑を、相手にかけてしまいそうな時につかいます。
「ご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、宜しくお願いします」のように使っていきます。
「~をおかけして」とはっきり断言していないので、これからの状況次第で相手のご厄介になりそうな場合につかいます。
新入社員のためまだ現場の仕事に慣れていなく、周囲の方に色々なご指導を仰ぎたいとき。
勉強中の立場であることを、控えめに伝えたい場合に、適用できる言い回しです。
うまく使えば、低姿勢で仕事に取り組んでいくことをアピールできます。
正しい使い方を覚えておきましょう。
「~をおかけすることも」の上司や目上に使うときの注意点
「~をおかけすることも」は新しい部署に配属されたときの自己紹介文として使えます。
一例として「システム課の皆様にはご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、一生懸命がんばります。
ご指導よろしくお願いいたします」などがあります。
また社外の関係者の方に挨拶する場合は、次のような文面になります。
「お世話になります。
この度、営業部に配属されました田中です。
不慣れなうちはご迷惑をおかけすることもあるかと存じますが、ご指導のほど宜しくお願い申し上げます」比べてみると社外の方に対しては、語尾や口調が少し丁寧になっていることが分かります。
ちなみに「~をおかけすることも」は広く知られた定型文ですが、取引先の方によっては「我が物顔で何を言っているのだろう」と不安を抱かせてしまうこともあります。
そのためシチュエーションによっては無理に使おうとせず、別の言葉を代用していく手も想定しておきましょう。
「~をおかけすることも」を使った例文
・『ご迷惑をおかけすることもあるかと存じますが、ご理解いただけますと幸いです』
・『お手間をおかけすることも多々あるかもしれませんが、今後ともよろしくお願いします』
・『何かとご面倒をおかけすることもあるかと思いますが、ご指導の程よろしくお願いいたします』
「~をおかけすることも」の返答や返信例
「~をおかけすることも」という連絡が届いたら、どのような返信をおこなえばいいのでしょうか。
「~をおかけすることも」には、相手の慎ましやかな思いが込められています。
もし新入社員の方から挨拶文が届いたら、簡単な言葉でもいいので温かいエールを送ってあげましょう。
「ご連絡をいただき、ありがとうございます。
広報課の鈴木と申します。
もしご不明な点がありましたら、遠慮なくお問合せください」など簡潔に書いて送ります。
先輩風を吹かせすぎず、何か分からないことがあればいつでも連絡をくださいという内容を書いておくと親切です。
まとめ
「~をおかけすることも」は相手の負担になってしまうことを、事前にお詫びする言い回しです。
新入社員の方の挨拶文としても使えます。
好印象の語句を覚えて、社会人としての基礎を身に付けていきましょう。