「お立ち寄りくださりありがとうございます」という言い回しについての解説です。
「お立ち寄りくださりありがとうございます」とは?意味
「お立ち寄りくださりありがとうございます」は、ビジネスなどで相手がわざわざ、出向いて立ち寄ってくれたということについてへりくだり、感謝を伝える言葉です。
へりくだるという部分がポイントで、自分たちを下に見立てて相手を立てる言い回しをすることで相手に対して敬意を示そうというのがこのワードです。
自分たちを下手にすることで相手の方にわざわざ、自分たちのもとに来ていただいたことに対する感謝を伝えるという意思がこの言葉が持つ意味なので以降に続く言葉については、敬語になり相手を敬う姿勢を続けるか相手と対等の話し合いをするかはビジネスマンの方にゆだねられます。
「お立ち寄りくださりありがとうございます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「お立ち寄りくださりありがとうございます」は、相手方に対して敬意を表して立ち寄ってくれたことにありがとうと感謝を述べるために使用します。
そのうえで、この言葉を使用する上での注意は、以降における言葉遣いにおいても敬語にて丁寧な応対をするのが望ましく、敬語を使用せずにおいた場合、相手方の敬意が表面上だけだったということになりますので注意しましょう。
「お立ち寄りくださりありがとうございます」を使った例文
・『遠いところを、お立ち寄りくださりありがとうございます』
「お立ち寄りくださりありがとうございます」の返答や返信例
「お立ち寄りくださりありがとうございます」についての返事は、わざわざ自分たちが出向いたことについて、相手方が感謝を述べているわけですから感謝の気持ちについてどう答えるかが答えです。
例をあげますと、「いえいえ、私どもが出向くのは当然です」という具合に、感謝の気持ちにどう答えるかが、ビジネスマンの腕の見せ所で、あえて、「本当は出向きたくはなかったが、確認することが重要なので仕方なく立ち寄ることにした」という上から目線で答えを相手に伝えるのも一つの手段です。
まとめ
「お立ち寄りくださりありがとうございます」は、相手の方がわざわざ、自分たちの会社などに訪れた際、お礼を述べる前口上として使用します。
なので、この後、何かを続けてものを言う場合、敬語で終始会話を続けるのが望ましいです。
なお、「お立ち寄りくださりありがとうございます」は、相手側が前向きに答えを返すとも言い切れず、失礼なことを承知で、「出向きたくなかった」という答えを返すこともあります。
そうした場合、ビジネスマンとしてどのような言葉を相手に再度返事を返すか、が重要となります。
