「いらっしゃらない」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「いらっしゃらない」とは? ビジネス用語【一語】

「いらっしゃらない」とは?

ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。

「いらっしゃらない」とは?

「いらっしゃらない」は、「いらっしゃる」を否定形にしたものです。

この言葉は、二つの意味で使用できます。

ひとつは「いない」の意味です。

そして、もうひとつは「来ない」の意味になります。

これらは、使い方によって意味が変化します。

他追えば、「お席にいらっしゃらない」とすれば、「いない」の意味になります。

これは「不在」を示します。

これに対して、「今日はいらっしゃらない」とすれば「来ない」の意味になります。

これは、「訪問しない」と同義になるのです。

このように、「いらっしゃらない」は、使い方次第で意味が変化する言葉だと言えます。

逆に言えば、相手に誤解を与えないように注意して使うべき言葉だとも言えるのです。

「いらっしゃらない」のビジネスでの使い方、使うときの注意点

それでは、ビジネスで「いらっしゃらない」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。

たとえば、先輩から電話がかかってきました。

電話の用件は、あなたの上司が本日出社しているかという内容でした。

あなたの上司に用事があって電話してきたのです。

しかし、あなたの上司はあいにく休暇中でした。

このような場合には、「あいにくですが、本日はいらっしゃらないようです」と返答するとよいでしょう。

これにより、上司が不在であることを、丁寧な言葉で相手に伝達できるのです。

この言葉を使用する場合は、「いらっしゃらない」の敬意の対象に注意しましょう。

今回の例文で敬意を示している相手は上司です。

上司の「いない」という状態に対して、尊敬語の「いらっしゃらない」を使って敬意を示しているのです。

敬意を示す対象を混同しないように、注意して使用するとよいでしょう。


「いらっしゃらない」を使った例文

「いらっしゃらない」を使った例文を挙げます。

例文のように、「いらっしゃらない」「いる」なのか「来る」なのかが分かるように、注意して使用するとよいでしょう。

・『本日はあいにく、いらっしゃらない予定です』
・『今日は終日、オフィスにはいらっしゃらないようです』
・『ずっと待っていましたが、今日はいらっしゃらないとのことでした』

「いらっしゃらない」の類語と敬語での言いかえ

「いらっしゃらない」の類語と敬語を解説していきます。

「いらっしゃらない」の類似表現

「いらっしゃらない」の類似表現には、「いない」「来ない」があります。

どちらの意味かは文脈に寄りますが、同じように使用できる類似表現だと言えるのです。

「いらっしゃらない」の敬語表現

「いらっしゃらない」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。

たとえば「ご不在であられる」に言いかえできます。

まとめ

このように「いらっしゃらない」は、「いない」「来ない」を敬語で表現したフレーズです。

ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。