「ご都合のよろしい日時を教えていただけますか」という言い回しについての解説です。
「ご都合のよろしい日時を教えていただけますか」とは?意味
「ご都合のよろしい日時を教えていただけますか」は、相手の方に対して、都合が良いと見て取れる日時を教えてほしいという意味です。
このワードは、相手の人が自分よりも立場が上の人、例えば、社長のように会社で偉い人やお客さんに対して使用する言い回しで、相手の人が偉いがゆえへりくだりつつ丁寧に応対するワードになります。
なお、このワードは、あくまで下手に出つつ日時を聞き出そうという意図しかないので、相手側が日時を応えない場合都合が良いとみてよい日時を問いただす方向にもっていかない限り、相手は日時を応える義務はないです。
つまり、絶対に日時を聞き出してやるという意図がある場合、最終手段は命令になるということです。
「ご都合のよろしい日時を教えていただけますか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご都合のよろしい日時を教えていただけますか」は、相手の人が自分よりも立場が上だと自覚しつつ、へりくだる形で相手の人と連絡だったりお会いして会話ができる都合が良い日時を聞き出す際に使用します。
そのため、注意点としては、このワードは、原則がへりくだり相手に対して失礼の無いよう、会話をしていくというのが原則になります。
つまり、相手と会える日時を聞き出してからも会話は終始、敬語を使用して会話を続け、相手に不快感を与えないようにするという点が重要になります。
「ご都合のよろしい日時を教えていただけますか」を使った例文
・『山田様、確認したいことがございますのでご都合のよろしい日時を教えていただけますか』
「ご都合のよろしい日時を教えていただけますか」の返答や返信例
「ご都合のよろしい日時を教えていただけますか」についての返事は、自分が開いている時間を相手に伝えるというのが答えです。
なので、回答例においては、「○○時であれば空いています」という具合に回答するのが良いでしょう。
まとめ
「ご都合のよろしい日時を教えていただけますか」は、丁寧さと物腰の低さを売りにした言い回しなので、敬語表現においてはかなり丁寧かつ物腰が低いので当たり障りが悪くない印象を与えます。
ですが、問題となるのは、この言い回しは丁寧さが高すぎるがゆえ、会話を続けていくことで敬語でしか会話できなくなるということです。
これは、ビジネスマンと、お客さんの関係であれば特に表面化してしまう問題で、上司と部下であれば、敬語でしか話してはいけないという問題はないんですが、お客さんとあれば、終止敬語になります。
それはなぜかというと、お客様側からすれば、言い回しが丁寧な言い回しで交換を得たのに、急に敬語を放棄して敬う気持ちが見て取れない会話をビジネスマンがし始めたらどう思うかを考えるとビジネスマン側は終始敬語で会話するという考えが望ましいということです。