「申し上げ奉ります」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「申し上げ奉ります」とは? ビジネス用語【一語】

みなさんは、ビジネスシーンにおいて、「申し上げ奉ります」を使ったことはありますか?

今回は、この言葉の意味、使い方や注意点、例文や言い換えについて、詳しく解説していきます。

「申し上げ奉ります」とは?

「申し上げ奉ります」は、「もうしあげたてまつります」と読みます。

「申し上げ」は、「言う」の謙譲語で、とても丁寧な言い方です。

ビジネスシーンにおいて、相手に対して「言います」と伝える際に、目上の相手には「申し上げます」という言い方がとてもよく使われています。

「奉ります」は、「尊敬している」という意味合いの「奉る」に、丁寧語「ます」を付けた言い方で、最上級にへりくだった言い方です。

つまり、「申し上げ奉ります」とは、相手に対して「尊敬の気持ちを込めて言います」という意味を、最上級の謙譲表現で言い表した言葉です。

「申し上げ奉ります」使い方や注意点

自分から何か発言する時には、“一段下がる”つまり「へりくだった言い方」で表現するのが敬語の基本で、「言う」の謙譲語は「申す」となります。

さらに、目上の上司やお客様、取引先の相手に対して要望やお願いがある場合には、“更に一段下がる”つまり「よりへりくだった言い方」で表現するため、「申し上げる」という表現に変化していきます。

「奉ります」は、神仏や特別に格上の相手などに対する最上級の謙譲語です。

「申し上げ奉ります」の注意点としては、日本古来の丁寧語・尊敬語として使われてきた言い回しですが、現代のビジネスシーンには不相応であるということです。

社内的に社長に「奉ります」などと発言すると「からかっている」と受け取られてしまいますので、使用すべきではありません。

格上の相手に対しては、「申し上げます」が敬語表現として十分であるということを覚えておくと良いでしょう。


「申し上げ奉ります」の例文や言い換え

・『よろしくお願い申し上げます』
・『よろしくお願いいたします』
・『よろしくお願いします』
「奉ります」を用いずに、「いたします」に言い換えた表現が一般的となっています。

「奉ります」は、歌舞伎舞台の口上や、仏閣・神殿での催事で用いられることがあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「申し上げ奉ります」は、格上の相手や、神仏へ思いを伝える際に使われている、とても丁寧な謙譲表現の言葉です。

歴史・時代劇関連の映画やドラマで見聞きすることもあり、日本文化に関わる催事においては、今も大切にされている言葉です。

現代社会やビジネスシーンでは不釣り合いな表現となっていますが、こういった言葉の変遷の学びにも面白みがあり、言葉の理解に繋がります。

私たち日本人としては、心に残しておきたい言葉です。