「ご提供いただきたく存じます」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご提供いただきたく存じます」とは? ビジネス用語【一語】

「ご提供いただきたく存じます」という言い回しについての解説です。

「ご提供いただきたく存じます」とは?意味

「ご提供いただきたく存じます」は、ビジネスにおいては、資料のようなものなどを提供してほしいと思いますという意味です。

「存じます」というのが思いますという意味で、ご提供という部分がビジネスなどでは、資料のように簡単に手渡せる何かを意味し、技術の受け渡しなんかも「ご提供」と言って技術提供をしてほしいというケースがあります。

「ご提供いただきたく存じます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「ご提供いただきたく存じます」は、技術だったり、資料だったりを提供してほしいと思いますという意味で目上の人や、自社ではない第3者に対してものすごく敬意を払って述べるために使用します。

なので、このワードを使用するうえでの注意は絶対に相手に対してへりくだり、下手に出ることです。

逆に、相手よりも立場が上だぞというような物言いをすると、技術提供や資料提供を相手にお願いする際、何様であるかという問題が生まれるので絶対に、へりくだり相手を立てるのがベストな方法です。


「ご提供いただきたく存じます」を使った例文

・『御社の技術をご提供いただきたく存じます』

「ご提供いただきたく存じます」の返答や返信例

上記についての返事は、どのようなものを提供してほしいと言っているかが答えです。

つまり、提供してほしいというものが技術であると仮定した場合、ビジネスであれば、見返りを求めることが許され、答えにおいて、「では、代わりにあなた方がお餅の技術を一つ提供ください」と返事をすることが許されます。

もちろん、技術を提供したくない場合、「申し訳ありませんが、出来ません」と言えば技術提供ができないと述べて断ることもできるでしょう。

このワードは、要は、以下に返事をするかが重要で相手に何かを与えるか、与えないかという選択を偉い立場にある人が行い、与えた場合、自社は損をするのか、あえてこちらも何か見返りを求めて得とするかが問われるのです。

まとめ

「ご提供いただきたく存じます」は、要は、相手の企業から何かを受け取りたいという欲を取り繕って相手を敬いつつ、欲をかなえようというものです。

なので、相手側も、欲を持っているのであれば技術の等価交換で欲をかなえたいと思っているわけです。

これはビジネスの世界においては片方だけが得をするというのは健全ではないビジネスであるがゆえのもので、健全さを考えないのであれば、言い方が悪いんですが、技術を受け取るだけ受け取り、そこでビジネスを終了にするという暴挙も一応可能なんですが、そのようなことを平気でする企業は信頼されないため、「ご提供いただきたく存じます」については相手からも何か見返りがあると予想しましょう。