「ご懸念を抱かせてしまい」という表現法についての解説です。
「ご懸念を抱かせてしまい」とは?意味
「ご懸念を抱かせてしまい」は、ビジネスではビジネスを持ち掛けている相手側に対して心配とか不安と見える部分を見せてしまって不安と心配を抱かせたという意味です。
だからどうであるかを「ご懸念を抱かせてしまい」という言葉の後に続けることで心配をさせたことについてどうであるかを述べる言い回しとなります。
なお、この表現法は、丁寧な表現で心配と不安というマイナスイメージを相手側に持たせたことについて丁寧さを表に出してどう対応するかという決意のようなものを現すための表現として用いることが多いです。
「ご懸念を抱かせてしまい」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご懸念を抱かせてしまい」は、ビジネスにおいては相手側に対して不安とか心配というマイナスのイメージを抱かせたという表現で用いて、その不安というマイナスイメージを払しょくさせるというような言い回しの前段階で使用することが多いです。
なので、この言葉は、相手の不安を解決しないということはあってはならないです。
たとえば、「ご懸念を抱かせてしまい申し訳ないです」だけであれば、不安を抱かせたり心配する要因を作ったことについて謝罪をしていますが、それらを解決する方法は提示してません。
よって、「ご懸念を抱かせてしまいましたが、対応致しとうございます」という具合にマイナス面の解消に努めると表現するほうがビジネス的には正解になります。
「ご懸念を抱かせてしまい」を使った例文
・『ご懸念を抱かせてしまい申し訳ない次第です』
・『ご懸念を抱かせてしまいましたが、それら問題については対応が十分可能です』
「ご懸念を抱かせてしまい」の返答や返信例
「ご懸念を抱かせてしまい」についての返事は、ビジネスの席なんかで心配とか不安になるような疑惑を持たせてしまったということについて述べているわけですから、相手が疑惑を持たせたことについて謝罪をしたというだけであれば、「謝罪だけなのですか?」と問いただして疑惑について対応しないの?と返事をすればよいでしょう。
そして、疑惑について謝罪し、対応もするというのであれば、「わかりました」と言って相手の対応を待つというのが良い返事でしょう。
まとめ
「ご懸念を抱かせてしまい」は、良い意味では、心配とか不安にさせたことについて謝罪をする方向にもっていく言葉なんですが、悪い意味では、解決法は?と言われた場合、解決法を用意していないと、不安を解決するそぶりがないということでビジネスではマイナスの印象になるので注意して使用すべき言葉になるのです。
だからこの言葉を使用して謝罪をしても、相手が納得した顔をしないのは、解決法もセットで考えていないがゆえになります。
よって、解決法もセットでこの言葉を使用するのがベストで謝罪だけでは許さないという姿勢が見えそうな相手の場合、マイナスイメージを抱かせたという言葉であるこの言い回しは使用しないほうがよいでしょう。
