「多大な貢献をいただき」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えなど、分かりやすく解説していきます。
「多大な貢献をいただき」とは?
「多大な」は「多くて大きい」と記載しますから、強調表現であることが分かります。
この言葉を付与することで、後に続く言葉を強調することが可能です。
ここでは、「多大な貢献」としていることから、「貢献」の程度が「多くて大きい」ことを示しているのです。
また、「貢献」は「貢(みつ)ぐ」と「献(けん)ずる」から構成されています。
どちらの漢字も、相手に何かを差し出す場合に使用する言葉です。
そして、その相手は尊敬すべき相手であることを、どちらの漢字も示しているのです。
ここではさらに、「いただき」を付与しています。
これは謙譲語の「いただく」が活用されたものです。
そして「いただく」は、もらう」を意味する言葉なのです。
「多大な貢献をいただき」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「多大な貢献をいただき」を使う場合には、どのようなものがあるでしょうか。
たとえば、あなたの上司が定年退職することになったとします。
その上司は、新卒から今の会社に入社して、長く営業畑で活躍してきました。
近年は、主に後進の指導にあたっていたのです。
このような場合は、「長年にわたり多大な貢献をいただきましたことに、厚く御礼申し上げます」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手の貢献を、丁寧な言葉で表現できるのです。
この言葉を使用する場合には、「貢献」の使い方に注意しましょう。
この言葉が示す先が組織などであれば問題ないでしょう。
しかし、自分に対して「貢献」という言葉を使うと誤用になります。
これは、自分を敬意の対象とした発言になってしまうためです。
誤って使用しないように、注意するべき言葉だと言えるのです。
「多大な貢献をいただき」を使った例文
「多大な貢献をいただき」を使った例文を挙げます。
例文のように、前後に言葉に加えて、上手に文中に組み入れるとよいでしょう。
・『長年にわたり多大な貢献をいただきました』
・『多大な貢献をいただきましたことを、心より感謝申し上げます』
・『多大な貢献をいただき、社員一同、感謝の気持ちでいっぱいです』
「多大な貢献をいただき」の類語と敬語での言いかえ
それでは「多大な貢献をいただき」の類語と敬語での言いかえを説明します。
「多大な貢献をいただき」の類似表現
「多大な貢献をいただき」の類似表現には、「非常に大きな貢献をいただき」があります。
「多大な」と「非常に大きな」は、同じような意味で使用できる、類似の言葉だと言えます。
「多大な貢献をいただき」の敬語表現
「多大な貢献をいただき」を、別な敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。
たとえば、「多大な貢献を賜り」のように言いかえできます。
まとめ
このように「多大な貢献をいただき」は、相手の貢献を表現するための常套句です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。