「精進してまいりますので」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「精進してまいりますので」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「精進してまいりますので」について解説をします。

「精進してまいりますので」とは?意味

ある事柄に集中をして励むという意味です。

「精進」には、肉食を経って菜食をする、一つのことに心を集中させて励む、一定の期間軽はずみなことはせず身を清めるなどの意味があります。

ビジネスシーンでは、ある事に心を集中させて励むという意味で使います。

「まいります」は物事をするという意味です。

「まいる」「行く」を丁寧に表現をして、聞き手を敬うものです。

「行く」には、目的地に向かって進む、歩く、通り過ぎるなど多くの意味がありますが、この場合は物事を行うという意味で使用をしています。

「ので」は、後に続く事柄の原因・理由・動機などを表すものです。

「朝が早かったので居眠りしてしまった」のような使い方をして、この例の場合だと居眠りをした原因が朝が早かったということを表します。

「精進してまいりますので」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、話し手の気持ちを表す際に使用をします。

ひとつの事柄に心を集中させて、一生懸命に努力することを表すものです。

「まいります」は聞き手を敬った表現なので、この表現の仕方で目上の人に対して述べても失礼にはなりません。

「ので」の後には言葉が続くので、その部分も丁寧にします。

「まいります」の部分は「いたします」と表現することもできます。

「いたす」「する」の謙譲語で、自分の側をへりくだって表現したり、改まった気持ちで言ったりすることで、聞き手に敬意を表すものです。


「精進してまいりますので」を使った例文

・『精進してまいりますので、ご指導のほどよろしくお願いします』
・『精進してまいりますので、見守ってくださると幸いです』

「精進してまいりますので」の返答や返信例

一生懸命に努力をする気持ちを表しているので、それを応援したいものです。

この言葉は、立場が下のものが立場が上のものに対して述べるもので、その逆はありません。

上のものが下のものに返答をする言葉としては「応援しています」「期待しています」「励んでください」などがあります。

上司から部下に「頑張ってください」と声をかけても悪くはないのですが、使用には注意が必要です。

「頑張る」には、困難に屈しないで我慢してやり通すという意味があるので、「無理をしてでもやってください」というニュアンスで受け取られてしまう可能性があるのです。

無理をさせすぎないように注意をしましょう。

まとめ

この言葉は、一生懸命に努力をする気持ちを話し手が表すときに使用をします。

自分の気持ちを丁寧な言葉を使って表現できるようにしましょう。