「身をもって学びました」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「身をもって学びました」とは?
「身をもって学びました」は、「自らが体験して学んだ」ことを表現する言葉です。
ここでの「身をもって」は、「自分の体を使って」という意味で使用されています。
他にも、「身をもって知る」、「身をもって模範を示す」などの様に、自分の体を使って何かをする場合に、使用できる言葉です。
ここでは「学びました」と組み合わせて使用しています。
このことから、自分の体を使って、つまり実体験として「学んだ」ことを表現しています。
なお、ここでは語尾に「ました」を付与しています。
これは、丁寧語の「ます」を過去形にしたものです。
「身をもって学びました」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「身をもって学びました」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが仕事で失敗したとします。
その失敗は、上司から注意するように言われていたものでした。
今までも頭では理解していたのですが、今回は実体験としてそのミスを経験したのでした。
このような場合には、「今回の失敗で、身をもって学びました」と述べるとよいでしょう。
これにより、あなたの「学び」が経験を伴うものであることを、上手に表現できるのです。
この言葉を使用する場合は、「身をもって」の使い方に注意しましょう。
この言葉は、「実体験として」などに言いかえもできます。
文脈や状況によって、二つの選択肢を上手に使い分けるとよいでしょう。
「身をもって学びました」を使った例文
「身をもって学びました」を使った例文を挙げます。
例文のように、その時の状況などを先に述べてから「身をもって学びました」を使用すると、分かりやすい文章表現になるでしょう。
・『今回の失敗を通じて、身をもって学びました』
・『頭では分かっていたつもりでしたが、今回身をもって学びました』
・『今までは想像できていませんでしたが、あらためて身をもって学びました』
「身をもって学びました」の類語と敬語での言いかえ
「身をもって学びました」の類語と敬語を解説していきます。
「身をもって学びました」の類似表現
「身をもって学びました」の類似表現には、「実体験を通じて学びました」があります。
「身をもって」と「実体験を通じて」は、どちらも婉曲表現であり、同じような効果があるのです。
「身をもって学びました」の敬語表現
「身をもって学びました」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「身をもって学習いたしました」に言いかえできます。
まとめ
このように「身をもって学びました」は、経験を通じて何かを学んだことを表現でいる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。