この記事では「心配しております」について解説をします。
「心配しております」とは?意味
気がかりなことがあります、心を悩ますことがありますといった意味です。
「心配」には、物事のゆくすえなどを気にして心を悩ますこと、またそのさま、気がかりという意味があります。
たとえば、明日は雨が降らないだろうかと心を悩ますこと、テストでいい点をとれるだろうかと心を悩ますことなどが「心配」が意味するものです。
「して」は、ある動作や行為を行うという意味の「する」に、接続詞の「て」をつなげたものです。
「おり」は「おる」を指し、「おります」の形で使用をすると「いる」の丁寧な言い方になります。
自分や自分の側の者についていう語です。
たとえば「明日は家におります」という場合だと、自分が家にいると、自分の側の行為を表しています。
「心配しております」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手に気がかりなことがある場合に使用をします。
たとえば、上司が交通事故にあって入院することになったとします。
部下は上司の体調のことが気になることでしょう。
どれくらい入院をするのだろうか、怪我は大きなものではないだろうかなど、いろいろと気がかりになるはずです。
そういった気持ちを表す際にこの言葉を使用します。
相手を気遣った言葉です。
「心配」という言葉を使用すると、聞き手を不安にさせてしまうこともあるので、別の表現を考えてみてもよいでしょう。
聞き手の体調のこと心配しているなら、「体調はいかがですか」「お体にお気をつけて」などの表現ができます。
相手を敬う際に「ご」や「お」をある言葉につけることがあります。
たとえば、「ご案内」「お時間」などです。
しかし、「心配しております」の場合は「ご」や「お」はつけません。
「ご心配」とするのは、聞き手が心配をするときです。
「ご心配をおかけしました」のような使い方をします。
「心配しております」を使った例文
・『みな心配しております』
・『先生のことを心配しております』
「心配しております」の返答や返信例
こちらのことを気にかけてくれているので、それについて感謝の気持ちを伝えます。
体調について心配をしてくれた場合には、体の具合について述べてもよいでしょう。
ただし、相手をさらに心配にさせるようなことは言わないようにします。
体調不良の場合は連絡が遅くなってしまうことがあります。
その場合は、具合がよくなってから感謝を伝えましょう。
まとめ
この言葉は、話し手に心を悩ますことがあるときに使用をします。
相手を気遣って使うこともある言葉です。
聞き手を気遣う際には、聞き手を不安にさせるようなことを言わないのが望ましいです。