「同封する」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「同封する」とは?
「同封」は、「封筒の中に一緒に入れること」を示します。
ここでは「一緒に」ということがポイントになりますので、メインの目的物が存在することになります。
たとえば、資料を送る場合に、注意事項を記載した別紙を封入したとします。
この場合は、メインが資料であり、別紙が同封に位置づけられます。
このように、何かの付帯物として封入することを「同封」と呼びます。
現代では手紙と送ることは少ないと言えますが、封書を使う場面はあります。
たとえば資料や契約書など、郵送や社内便で送る場合に、何かを一緒に封入すれば「同封する」と表現できるのです。
「同封する」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「同封する」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが人事部に書類を提出することになりました。
それは、年末調整のための書類でした。
そして、保険料控除の証明書も、同じ封筒に入れて送ることにしました。
このような場合には、「各種証明書も、提出書類に同封するつもりです」と述べるとよいでしょう。
これにより、証明書も一緒の封筒に入れることを、上手に表現できるのです。
この言葉を使用する場合には、「同封」の使い方に注意しましょう。
メールなどの場合には、「同封」という言葉をあまり使用しないのです。
メールは電子メールであり、電子的な手紙です。
そのため、メール本文にファイルを添付しても同封と呼べる気がします。
しかし、封筒に入れる行為を伴わないためか、メールでは同封と表現しないのが通常の使い方なのです。
「同封する」を使った例文
「同封する」を使った例文を挙げます。
例文のように、何に対して何を同封するかが分かるように文章を組み立てると、相手にとって分かりやすい文章になるでしょう。
・『明日提出する書類に、同封する予定です』
・『開業の届け出には、証明書を同封する必要がございます』
・『申込書には、免許証のコピーを同封するとよいでしょう』
「同封する」の類語と敬語での言いかえ
「同封する」の類語と敬語を解説していきます。
「同封する」の類似表現
「同封する」の類似表現には、「同梱する」があります。
「同封」と「同梱」は意味が違います。
ただし、何かと一緒に「封入する」や「梱包する」を意味する、類似の表現だと言えます。
「同封する」の敬語表現
「同封する」を敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「同封いたす」に言いかえできます。
まとめ
このように「同封する」は、何かと一緒に封入することを表現するフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉なので、おぼえておくとよいでしょう。
