「勝手で申し訳ないのですが」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「勝手で申し訳ないのですが」とは?
「勝手」は、「自分の利益と都合を優先するさま」を示します。
これは、「自分勝手」や「身勝手」という言葉でも使用されるので、言葉の意味を想像できることでしょう。
ここでは「申し訳ないのですが」と組み合わせて使用しています。
「申し訳ない」は、「言い訳ない」の謙譲語です。
これは、言い訳することもできないとのニュアンスがある言葉なのです。
また、語尾は「ですが」で終えています。
これは丁寧語の語尾「です」を逆説表現にしたものなのです。
「勝手で申し訳ないのですが」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「勝手で申し訳ないのですが」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたの部門で決起会が開催されることになりました。
しかし、あなたはその日、以前から予約していた旅行に行くことになっていたのです。
このような場合には、「勝手で申し訳ないのですが、その日は私事で休暇のため欠席いたします」と述べるとよいでしょう。
これにより、自分勝手なことに恐縮しつつも、自分の要求を通すことが可能なのです。
この言葉を使用する場合には、組み合わせる言葉に注意しましょう。
「ですが」で文章を終えているため、後ろに何かを続けるのが自然です。
そして、その続ける内容は、勝手な行動であるべきなのです。
「勝手で申し訳ないのですが」を使った例文
「勝手で申し訳ないのですが」を使った例文を挙げます。
例文のように、「ですが」に続けて何かしらの身勝手な行動を言及するとよいでしょう。
・『勝手で申し訳ないのですが、当日は参加できません』
・『勝手で申し訳ないのですが、その会議に出席するつもりはありません』
・『勝手で申し訳ないのですが、計画通りに進めるつもりはございません』
「勝手で申し訳ないのですが」の類語と敬語での言いかえ
「勝手で申し訳ないのですが」の類語と敬語を解説していきます。
「勝手で申し訳ないのですが」の類似表現
「勝手で申し訳ないのですが」の類似表現には、「わがままで申し訳ないのですが」があります。
「勝手」と「わがまま」は、同じような意味で使用できる類似表現なのです。
「勝手で申し訳ないのですが」の敬語表現
「勝手で申し訳ないのですが」を別な方法で敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「勝手で申し訳ございませんが」に言いかえできます。
まとめ
このように「勝手で申し訳ないのですが」は、自分の身勝手さに言及する「前置き」のフレーズです。
ビジネスでも使用できるものですので、上手に活用するとよいでしょう。
