「参加させていただきます」を解説していきます。
迷いやすいビジネス語を、正しく学びましょう。
「参加させていただきます」とは?
「参加させていただきます」とは、こちらが参加する意思をあらわします。
お誘いを受けたイベントや式典に、へりくだって参加するというニュアンスがあります。
参加か不参加か、出欠を問われたときの回答文です。
「参加させていただきます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「参加させていただきます」には「させていただく」という、よく聞く日本語が含まれています。
「させていただく」は相手の許可を得て、こちらが利益になる行いをする場合のみ使用できます。
この場合は一方的にこちらから都合を述べているので「参加させていただく」とするのは不適切になります。
また人によっては「させていただく」という、まどろっこしい言い方に不快感を覚えることもあります。
そのためシーンに合わせて、他の用語に置きかえていくといいでしょう。
ただこのフレーズは誤りである一方、ビジネスシーンでよく使われている敬語です。
あまり堅苦しく考えず、臨機応変に使用する姿勢も大切です。
「参加させていただきます」を使った例文
・『参加させていただきます。よろしくお願いします』
・『月曜日の午後に、お伺いします』
・『謹んで、参加いたします』
「参加させていただきます」の類語や敬語での言いかえ
「参加させていただきます」の言いかえとして「参加いたします」もあります。
シンプルに参加の意思を伝えたい場合に適しています。
「参加させていただきます」の類似表現
「参加させていただきます」の類似として「お伺いします」もあります。
よく聞く「お伺いいたします」は「お伺い」と「いたす」という二つの謙譲語が組み合わさっているので、二重敬語になります。
「お伺いします」で統一しておきましょう。
「参加させていただきます」の敬語表現
改まった言い方として「列席させていただきます」もあります。
「列席」は結婚式など、改まった席に出席するときの表現です。
「参列させていただきます」の「参列」は、葬儀の出席をあらわします。
「参加させていただきます」の返答や返信例
相手から「参加させていただきます」と文言が届いたら、お礼の返信をお送りしましょう。
「お忙しいところご対応いただき、誠にありがとうございます」と謝意をお伝えします。
さらに「当日お目にかかること、楽しみにしております」など好意的なメッセージも付け加えておくと心証が良くなります。
まとめ
参加させていただきますの意味と使い方をおさらいしました。
イベントの出席を伝えるときの言い方です。
「させていただく」という用語が入っているので、うまく引用してみてください。