お客様を迎えた場合に「座って待っててください」という表現は正しい敬語でしょうか。
ビジネスでの正しい使い方や言いかえなど、分かりやすく解説していきます。
「座って待っててください」とは?
「座って待っててください」という表現は、相手に対して椅子を手で案内しながら使う事が多いでしょう。
ただし、「座って」や「待ってて」はカジュアルな表現のため、目上の人に対して使う場合には躊躇してします。
それでは、正しい用法や言いかえ方法はどのようになるのでしょうか。
ここでは順を追って説明していこうと思います。
「座って待っててください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
はじめに「座って待っててください」のビジネスでの使い方・使われ方ですが、相手の訪問を受けた場合に、こちら側の参加者がそろっていない場合に使うケースが多いでしょう。
そして、その場面は受付前や会議室であり、ジェスチャーで指し示す先は椅子になります。
ここで注意すべき点は相手との関係性です。
取引先であってもフランクな関係性を築いている場合もあります。
しかし、通常であれば顧客に対して使う言葉としては丁寧さに欠けるのです。
別な言いかえをして、より丁寧に案内するべきと言えます。
「座って待っててください」を使った例文
ここでは「座って待っててください」を使った例文を挙げていきます。
このように、場所や条件、目途感が分かる内容を冒頭に付与すると、相手にとっての情報を増やすことができるので親切な案内になるでしょう。
・『こちらの椅子に、座って待っててください』
・『参加者が到着するまで、座って待っててください』
・『13時には戻りますので、座って待っててください』
「座って待っててください」の類語や敬語での言いかえ
それでは 「座って待っててください」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「座って待っててください」の類似表現
まず 「座って待っててください」の類似表現には「お掛けになって待ってください」があります。
「座る」と「お掛けになる」に言い換えることでより丁寧な言葉になります。
これは「お座りになって」でも同じ意味になります。
「座って待っててください」の敬語表現
次に「座って待っててください」をより丁寧な表現にするとどうなるでしょうか。
「お掛けになって、お待ちください」が正しいでしょう、「待っててください」は口語表現であり、正しくは「待っていてください」と表現するべきです。
しかし、より適切な敬語を選択するのであれば「お待ちください」がベストと言えます。
まとめ
このように、ちょっとした案内の場面で使う「座って待っててください」という表現にも、より適切な使い方があることが分かります。
ビジネスシーンでは、特に目上の人や大事な取引先に対して失礼のないように、十分な注意を払うことが大切です。