この記事では「ご使用くださいませ」について解説をします。
「ご使用くださいませ」とは?意味
使ってください、ある物を役立ててくださいという意味です。
「ご使用」は「使用」に「ご」をつけたものです。
人や物を使うこと、ある目的のために物を役立てることという意味があります。
「ご」は、他人の行為を表す語について、その行為をする人に対して尊敬の意を表すものです。
この場合は、何かを使う人に対して尊敬の意を表しています。
「ください」は、「くださる」の命令形で、「ご」をともなう漢語について、相手に何かを要望・懇願する意です。
「ませ」は、丁寧な気持ちを込めて、相手に何かをするように求める意です。
「ご使用くださいませ」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、聞き手に何かを使って欲しいときに使用するものです。
「くださいませ」という表現で、丁寧にある行為をするように求めています。
たとえば、このよう場面で使用されています。
ある製品は、換気をせずに使用をすると非常に危険だったとします。
換気をせずに使用した場合、火を使った際に爆発する恐れがあります。
そのことを伝える際に、この言葉を使用します。
換気をして使って欲しい場合なら、「換気をしてご使用くださいませ」となります。
「ください」も「ませ」も、相手に何かの行動をするように求める意なので、やってもやらなくてもよいという意味合いではなく、それを行って欲しいときに用います。
そのため、注意喚起などの際に用いられることが多くあります。
しかし、こういった表現をすると、押しつけがましく感じられます。
柔らかく伝えるなら「よろしければ」などのクッション言葉を用いるとよいでしょう。
一言添えるだけで柔らかい印象になります。
ただし、「よろしければ」という言葉を添えた場合は、よくなければ使用しなくてもよいと受け取ることができるので、絶対にそれをやらなければならないときには、用いない方がよいでしょう。
「ご使用くださいませ」を使った例文
・『差し支えなければ、ご使用くださいませ』
「ご使用くださいませ」の返答や返信例
使ってくださいと何かを勧められているので、使ってよいです。
使わなければならないという意味で述べられていることもあるので、その場合は使いましょう。
そうしないと危険な場合もあるので、話し手の指示に従ってください。
まとめ
この言葉は、何かを使って欲しいときに用いるものです。
指示した通りに使わないと危険だからなど、そうしなければならないときに用いられることが多くあります。
押しつけがましく感じられるので、何を使ってもらいたいのかによって、表現方法を変えましょう。
