「お見知りおきください」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「お見知りおきください」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、「お見知りおきください」とは?

ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈していきます。

「お見知りおきください」とは?意味

「お見知りおきください」とは、「見知る」「おく」の二つの語句から成り立っています。

「見知る」とは、面識があったり見覚えがあると言う意味であり、これに敬語を表す「ご」が付け足されている形が、「お見知る」という言葉になっています。

「おく」とは物や人を留めるという意味を持つ「置く」が元になっている言葉で、この場合には「その状態をとどめておく」という意味として使われています。

以上の事から「お見知りおきください」とは、「記憶にとどめておいてください」という意味を持ちます。

「お見知りおきください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「お見知りおきください」は、初対面の際に使用される言葉です。

主に初対面の取引先や地位の高い人に対して、尊敬や尊重の意味を込めて使用します。

また、自分の部下などの目下の者を、上司や取引先などの目上の人に紹介する際にも「お見知りおきください」は使用する事が可能です。

注意する点として、「お見知りおきください」は自分をへりくだって言う場合には使用できません。

相手を大切に覚えておくという意味で「お見知りおきください」と使用するのは間違いですので注意が必要です。


「お見知りおきください」を使った例文

・『この度、新しくこちらの配属になりました。以後お見知りおきください』
・『彼は新人の〇〇です。お見知りおきのほどよろしくお願いします』
・『お会いできて光栄でございます。どうぞお見知りおきくださると幸いでございます』

「お見知りおきください」の類語や言い換え

「お見知りおきください」は、主に初対面の人に対して使用する言葉で類似する表現としては「お会いできて光栄です」「お初にお目にかかります」などが挙げられます。

これらは初対面時に使用される言葉ですが、「お見知りおきください」のように相手に対して尊敬の念を込めた表現を使用したい場合には「お引き回しの程お願いします」という表現もあります。

「お見知りおきください」に使用されている「お見知りおき」の類語としては、「心に留める」「記憶する」「見おぼえる」などが挙げられます。

まとめ

「お見知りおきください」は、初対面の目上の人に対しての挨拶として、部下などを紹介する場合として使用できる言葉です。

基本的には「はじめまして。

宜しくお願いします」
と言えば、初対面の挨拶として問題はありません。

しかし、いざという時にこの「お見知りおきください」という表現を覚えておけば、尊敬の念を伝える挨拶が出来ます。

使用する場面を間違えたり、誤用しないように正しい表現を覚えておきましょう。