この記事では「長い目で見ていただければ幸いです」について解説をします。
「長い目で見ていただければ幸いです」とは?意味
今の状態だけを見て判断をするのではなく、気長に今後を見守って欲しいという意味です。
「長い目で見る」には、今の状態だけを見て判断するのではなく、気長に将来を見守るという意味があります。
「長い」は、時間的な隔たりが大きいさまを表す言葉です。
「いただけ」は「いただく」のことで、「もらう」の謙譲語です。
動詞の連用形に接続詞の「て」を添えた形で用いると、話し手や動作を受けるものにとって恩恵になることを他人から受ける意になります。
「ば」は、正立していない事柄を正立したものと仮定して言うときに用いるものです。
「幸い」はありがたい気持ちを表します。
「です」は「だ」「である」の丁寧な表現で、改まった気持ちを表します。
「長い目で見ていただければ幸いです」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、今のことだけを考えるのではなく、これから先のことも考えて見守って欲しいときに用います。
ある計画を立てていたとします。
この計画を実際にやらせてもらえるように上司に相談をしました。
この計画の実現には時間がかかります。
数か月という短い期間で結果がでるものではないので、上司は計画の実行に渋っています。
すぐに結果が見えないものに手を出したくないのです。
しかし、部下たちには計画を行いたい気持ちが強くあります。
すぐには結果がでなくても、長期的に見れば会社にとって利益になります。
そういったときに、この言葉を用います。
「幸いです」は、遠回しにお願いをするときに用いられる言葉です。
「長い目で見てください」というよりも、押しつけがましさがありません。
柔らかく伝えると角が立ちにくくなります。
長い目で見てもらうためには、どうしてそれが将来に役立つのかなどを詳しく述べることが大切です。
結果がすぐに見えないものには、手を出しにくい傾向があるので、結果がついてくることを説明するのです。
「長い目で見ていただければ幸いです」を使った例文
・『○○について長い目で見ていただければ幸いです』
「長い目で見ていただければ幸いです」の返答や返信例
長い目で見ることができるのかを、すぐに判断をするのは難しいでしょう。
いろいろな方面から考えて判断をして、その結果を相手に伝えます。
まとめ
この言葉は、今だけを見るのではなく、将来を見守って欲しいときに用います。
先のことはわからないので、長い目で見て欲しいと伝えても、難しいことがあるでしょう。
将来のことを見守ってもらうためには、なぜそうして欲しいのかも伝えることが大切です。