「業務に従事する」とは?
使い方や言い換えなど、ビジネスでも使える言葉を分かりやすく解説していきます。
「業務に従事する」とは?
「業務」は、「継続的に行う仕事、事業」を意味します。
「業務」の「業」は仕事を意味する言葉です。
また、「業務」の「務」は「務(つと)める」と読めます。
これも、仕事を意味する言葉なのです。
そして「従事」は仕事に携わることを意味しています。
そのため、仕事そのもの、仕事に務める、仕事に従事するなどの複数の言葉が混ざっているのが、「業務に従事する」だと言えます。
ここでの「業務」は非常に広い意味を持ちます。
どのような職業のどのような仕事であっても、それが日常的、継続的に行われるものであれば「業務」と表現できるのです。
「業務に従事する」の使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、「業務に従事する」の使い方にはどのようなものがあるでしょうか。
たとえば、オフィスにいる時に大きな地震があったとします。
その地震は、過去に類を見ないほど大きなものでした。
地震は一度収まりましたが、継続的に余震が続いていました。
そのため、社員は浮足立っており、仕事に集中できないようですだったのです。
このような場合には、「安心して業務に従事するには、もう少し時間がかりそうです」と述べるとよいでしょう。
これにより、日常的な業務に戻ることを、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する場合には、「業務」の使い方に注意しましょう。
「業務」は日常的に繰り返す仕事で。
たとえばスポットの作業や単発のアルバイトなど、場合によっては「業務」と表現するのに支障がある仕事も存在するのです。
言葉の本来の意味をしっかり把握して、適切な範囲で使用するべきなのです。
「業務に従事する」を使った例文
ここでは、「業務に従事する」を使用した例文を挙げていきます。
例文のように、日常的な仕事に対して「業務」と使用するように、注意するとよいでしょう。
・『安心して業務に従事するには時間がかかりそうです』
・『業務に従事するためには、認定試験に合格する必要があります』
・『当社の業務に従事するには、それ相応の能力が必要です』
「業務に従事する」の類語や言いかえ
それでは、「業務に従事する」を類語で言いかえるとどうなるでしょうか。
「仕事に従事する」
「業務に従事する」は「仕事に従事する」が類語と言えるでしょう。
「業務」と「仕事」は、おおむね同じ意味の言葉と言えます。
そのため、同じような場面で使用できる類語なのです。
「業務に携わる」
また、「業務に携わる」も「業務に従事する」の類語と言えるでしょう。
「携わる」は、何かに取り組んでいるさまを表す言葉です。
これは、業務や仕事と組み合わせて使用されることも多い言葉なのです。
まとめ
このように、「業務に従事する」は、日常的な仕事に取り組んでいることを表現したフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉なので、おぼえておくとよいでしょう。