この記事では「ご厚情を賜りますよう」という言葉について説明していきます。
「ご厚情を賜りますよう」とは?
相手から厚い思いやりや情けを受けられるように頼むという意図の言葉で、非常に大まかに言えば「よろしくお願いします」と意図がほぼ同じ言葉であると言えます。
新たに配属された際の挨拶、新たに店がオープンした際の挨拶などで使うことができ、「ご厚情を賜りますようよろしくお願い申し上げます」などとするのが一般的と言えます。
一度使った後同じ相手に使うケースはあまりないですが、店であれば周年記念の際に使えないことはありません。
「ご厚情を賜りますよう」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
入社挨拶の際に使うことがある言葉で、目上の人に使う言葉ではありますが、この時点では目上ととらえられ、これから身内になる関係性なので言葉遣いとしては問題ありません。
「ご厚情を賜りますよう」だけでも使うことが可能です。
接客において使うことはまずなく、出店した際の挨拶というケース、チラシなどの文章として使うことはありえます。
「ご厚情を賜りますよう」を使った例文
・『新入社員の〇〇です、不慣れな点もあるとは思いますが、ご厚情を賜りますようよろしくお願いします』
挨拶の例文です。
自己紹介部分は実際はもう少し長くなるでしょう。
・『この土地にて営業をする運びとなりました、ご厚情を賜りますようよろしくお願いします』
店のオープンという際にチラシやホームページなどで伝える例文です。
実際にはかなり長い店の紹介が先につくケースもあります。
・『おかげ様で創業50周年を迎えました、これからもご厚情を賜りますよう、お願い申し上げます』
周年記念の例文です。
こちらは店への掲示か、ホームページ、チラシでの使用となるでしょう。
「ご厚情を賜りますよう」の類語や敬語での言いかえ
「よろしくお願いします」は意図は近くカジュアルな使い方の類語です。
「見守ってください」という言葉も使えないことはないでしょう。
「ご厚情を賜りますよう」の類似表現
「ご厚情をいただけますよう」とすることもできますがカジュアルになります。
「ご厚情を賜りますよう」の敬語表現
「ご厚情を賜りますようよろしくお願い申し上げます」とするのがよろしくお願いしますと言う意図を付けた上での敬語と言えます。
「ご厚情を賜りますよう心からお願い申し上げます」とすることもできます。
「ご厚情を賜りますよう」の返答や返信例
「こちらからもよろしくお願いします」という意図を返すのが基本的です。
まとめ
ご厚情を賜りますようという言葉は挨拶で使いますが、ひとりの相手に対し一回に近い部分があります。
店や会社は周年記念で使え、人も周年記念のような区切りがあれば使うことは可能です。