「惨めな思い」とは?慣用句やビジネスでも使える言葉を分かりやすく解釈

「惨めな思い」とは? ビジネス用語【一語】

「惨めな思い」とは?

使い方や言い換えなど、ビジネスでも使える言葉を分かりやすく解説していきます。

「惨めな思い」とは?

「惨めな思い」「みじめなおもい」と読みます。

「惨め」は、「ひどい様子」を表す言葉です。

「惨めな気持ち」「惨めなありさま」「惨めな服装」など、様々な使い方があります。

また、状況に応じて広い意味で使用できるのが「惨め」と言う言葉なのです。

「みすぼらしい」「悲しい」「貧乏な」「かわいそうな」など、同じ言葉とは思えないほど多数の意味でしようできます。

そのため、「惨めな思い」と表現した場合にも、具体的にどのような気持ちなのかを明確にすることは難しいと言えます。

しかし、どれも「ひどい様子」で、「悲しい気持ち」であることは、おおむね同じだと言えるのです。

「惨めな思い」の使い方や使われ方、使うときの注意点

それでは、「惨めな思い」の使い方にはどのようなものがあるでしょうか。

たとえば、あなたの後輩が、あなたより先に昇進したとします。

その後輩は、新人のころにあなたが指導したのでした。

しかし、今や後輩が上司であり、自分が部下です。

このような場合には「少しだけ惨めな思いがあります」と述べるとよいでしょう。

自分が後輩に先を越されたことに、「惨めさ」を感じて表現しているのです。

この言葉を使用する場合には、「惨め」が意味する範囲の広さに注意しましょう。

汎用性が高く使いやすいということは、それだけ抽象的であいまいな表現だということです。

自分の伝えたい気持ちが、なんとなくは相手に伝わっても、それ以上具体的には伝達できないのです。

自分の感情が相手に正しく伝わっているかには、注意するとよいでしょう。


「惨めな思い」を使った例文

ここでは、「惨めな思い」を使用した例文を挙げていきます。

例文のように「ひどく悲しい気持ち」程度の意味でとらえると、文章の中で上手に使える事でしょう。

・『いつも惨めな思いで暮らしていました』
・『自分の中の惨めな思いは、日ごとに膨らむばかりでした』
・『惨めな思いに押しつぶされそうな日々を送っていました』

「惨めな思い」の類語や言いかえ

それでは、「惨めな思い」を類語で言いかえるとどうなるでしょうか。

「惨めな思い」

「惨めな思い」「悲惨な思い」が類語と言えるでしょう。

「悲しく惨め」なことを「悲惨」と呼びますので、「惨め」と同じように使用できる言葉だと言えます。

「ひどい思い」

また、「ひどい思い」「惨めな思い」の類語と言えるでしょう。

ただし、「ひどい」に言いかえると、より範囲の広い言葉になるので、抽象度が増すことに注意しましょう。

まとめ

このように、「惨めな思い」は、ひどく悲しい気持ちのことを上手に言いかえたフレーズです。

上手に使えばビジネスでも使用機会があるので、おぼえておくとよいでしょう。