「初歩的な質問」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言いかえ方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「初歩的な質問」とは?
「初歩的な」は「基本的な」と同じような意味で使用できます。
「初歩」は、「初めの一歩」と示します。
仕事でも勉強でも、最初に学ぶことがありますが、そのようなことを入門と言ったり初歩と言ったりします。
そのため、「初歩的な」と表現した場合は、誰もが初めに学ぶような内容を示しているのです。
ここでは「初歩的な質問」としていることから、それを申し訳なく思う気持ち、恥ずかしく思う気持ちが隠されています。
誰もが最初に知るべき内容について、自分が知らないので質問するのです。
そのため、相手に対して自分の知識を恥じるニュアンスがあるのです。
「初歩的な質問」のビジネスでの使われ方、使うときの注意点
それでは「初歩的な質問」のビジネスでの使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたがレビューに参加したとします。
あなたはオブザーバーでの参加でしたが、どうしても基本的な部分で不明なのがありました。
しかし、他の参加者は、その分野の専門家でしたので、知っている様子でした。
そのため、あなただけが不明に思っていることのように感じられたのでした。
このような場合には、「初歩的な質問で恐縮ですが」と、話を切り出すとよいでしょう。
これにより、自分がこれからする質問が、稚拙な内容かもしれないことを事前に予告できるのです。
この言葉を使用する場合には、どこまでを初歩的とするかに注意しましょう。
相手にとって初歩的と、自分にとって初歩的は違うことがあります。
そのため、自分に対して使う場合は問題ありませんが、相手に使うと失礼になる可能性があるのです。
そうならないように、十分に注意して使用するべき言葉なのです。
「初歩的な質問」を使った例文
ここでは「初歩的な質問」を使った例文を挙げていきます。
例文のように、相手に何かを質問する場合の「前置き」として使用するのがよいでしょう。
・『初歩的な質問となり恐縮でございます』
・『初歩的な質問で申し訳ございませんが』
・『初歩的な質問かもしれませんが』
「初歩的な質問」の類語と敬語での言いかえ
それでは「初歩的な質問」の類語と敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「初歩的な質問」の類似表現
「初歩的な質問」の類似表現には、「基本的な質問」や「入門レベルの質問」が挙げられます。
いずれの場合も、程度の低い内容であることを示していますので、同じように使用できるのです。
「初歩的な質問」の敬語表現
「初歩的な質問」を敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。
たとえば「初歩的なご質問」という言いかえが可能です。
まとめ
このように「初歩的な質問」は、自分の質問の内容について、程度が低いものであることを予告するフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉なので、おぼえておくとよいでしょう。