「頑張る所存です」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言いかえ方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「頑張る所存です」とは?
「頑張る」は、「忍耐して努力を続けること」を意味します。
これは、困難なことに立ち向かう様子を表現する言葉として、広く一般的に使用されています。
しかしこの言葉は、「見張る」に語源があるとされています。
見張りでは「眼を張る」ので「がん張る」だとされているのです。
また、ここでは「所存です」が使用されています。
これは「思います」や「考えます」を意味する言葉です。
「頑張る所存です」は「頑張りたいと思います」に言いかえることが可能です。
また、より近い形で言いかえる場合は「頑張りつもりです」が妥当でしょう。
この「所存」の「存」は、謙譲語の「存ずる」から来ています。
そのため、「所存」は謙譲の意味を含む言葉だとも言えるのです。
「頑張る所存です」のビジネスでの使われ方、使うときの注意点
それでは「頑張る所存です」のビジネスでの使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたの会社で大きなトラブルが発生したとします。
連日マスコミが来て、大変な騒ぎになりました。
しかし、あなたは、トラブルが終息するまで、責任をもって対応にあたりたいと考えていました。
このような場合には、「最後まで頑張る所存です」と述べるとよいでしょう。
これにより、あなたが頑張るつもりでいることを、丁寧な表現で周囲に伝達できるのです。
この言葉を使用する場合には、語尾の活用に注意しましょう。
「所存です」は、「存じます」や「所存でございます」などに言いかえできます。
また、言いかえ先によっては、先行する言葉を変化させる必要も生じます。
文章全体が均衡を保つように、柔軟に変化させて使用するとよいでしょう。
「頑張る所存です」を使った例文
ここでは「頑張る所存です」を使った例文を挙げていきます。
例文のように、状況を一言加えてアレンジしてみると、分かりやすい文章を作成することが可能です。
・『最後まであきらめずに、頑張る所存です』
・『私だけでも、頑張る所存です』
・『とても眠いですが、なんとか頑張る所存です』
「頑張る所存です」の類語と敬語での言いかえ
それでは「頑張る所存です」の類語と敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「頑張る所存です」の類似表現
「頑張る所存です」の類似表現には、「一生懸命取り組む所存です」が挙げられます。
「頑張る」が「一生懸命取り組む」に近い意味であることから、類似の表現として使用できるのです。
「頑張る所存です」の敬語表現
「頑張る所存です」を敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。
たとえば「頑張る所存でございます」という言いかえが可能です。
まとめ
このように「頑張る所存です」は、自分が頑張るつもりでいることを周囲に表明するフレーズです。
ビジネスでも使用できる丁寧な言葉なので、おぼえておくとよいでしょう。