みなさんは、ビジネスシーンにおいて、「良いと思います」を使ったことはありますか?
今回は、この言葉の意味、使い方や注意点、例文や言い換えについて、詳しく解説していきます。
「良いと思います」とは?
「良いと」は、「より上質な状態である様子」という意味です。
また、状況や場面によっては、「共感」や「評価」、「促進」といったニュアンスを含む場合があります。
「思います」は、「思う」に丁寧語の「ます」を付けた言い方です。
「より上質な状態であると思う」という意味合いを丁寧にした言葉です。
「良いと思います」使い方や注意点
「良いと思います」は、「よいとおもいます」と読みますが、口語では「いいとおもいます」と発音されることの方が多いです。
用法としては、「良い」という言葉の終止形として「いい」がありますが、それを口語の言い回しとして「いい」を用いたという見方が出来ます。
注意点としては、「いいと思います」という言い方が、カジュアルな表現に感じられることです。
また、「思います」は丁寧表現ですが、敬語としては物足りなさがあります。
ですから、かしこまった場面においては、言い方に工夫が必要であると言えそうです。
「良いと思います」を使った例文
・『このアイデアとても良いと思います』
・『今期の成績は前期よりも良いと思います』
・『ノートの代わりにタブレットでも良いと思います』
・『早めの予約が良いと思います』
これらの表現は、文末に置かれることで、共感や評価、促進といったニュアンスとして伝えられていると受け取れます。
このような表現について、終止形「いい」を活用すると以下のようになります。
・『とてもいい』
・『よりもいい』
・『でもいい』
・『がいい』
以上のようになります。
この他にも活用形はありますが、この終止形の後ろに「思う」を付け足せば、「いいと思う」と変化すると捉えることも出来ます。
「良いと思います」の言い換え
・『よろしいかと存じます』
「良い」を「よろしい」と丁寧表現にしています。
「存じます」は、「思う」の謙譲語です。
・『一向に構いません』
「何も問題がないので、そのままの方向で進めて良いと思う」という意味合いの言葉です。
・『それでいいと思う』
とてもカジュアルな表現です。
ビジネスシーンで使う場合は、状況を把握した上で、同僚や部下などに対してのみ用いるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「良いと思います」は、「より良い状態であること」を、共感、評価、促進するニュアンスを伝える言葉になります。
口語では「いいと思います」という言い方で表現されることもあります。
また、終止形「いい」として活用できることも分かりました。
これらを踏まえ、相手の立場や状況に配慮した上で言い回しを工夫出来れば、とても幅広い意味合いとして活用することが出来るでしょう。