「対応してくださいます」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言いかえ方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「対応してくださいます」とは?
「対応」は、何かの事象に応じて行動することを意味します。
非常に汎用性の高い言葉ですので、ビジネスでも頻繁に使用されます。
「対応する」、「対応した」、「即対応」など、使い方は無限とも言えます。
ここでは、「対応してくださいます」として、「してくださいます」と組み合わせています。
「してくださいます」は、「して」と「ください」と「ます」に、三分割できます。
「して」は、「する」が連用形に活用されたものです。
「ください」は、「くれ」を丁寧にした言葉です。
そして「ます」は丁寧語の語尾なのです。
これらのことから、「対応してくださいます」の純粋な意味は、「対応してくれる」だということが分かります。
「対応してくださいます」のビジネスでの使われ方、使うときの注意点
それでは「対応してくださいます」のビジネスでの使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが会社で新しい企画を考えたとします。
その企画は部内で好評だったため、予算の獲得に動くことにしました。
すると先輩が、予算の承認は誰が実施するかをたずねてきました。
そして、予算の承認は、部長が行うことになっていたのです。
このような場合には、「予算承認は、部長が対応してくださいます」と返答するとよいでしょう。
これにより、部長に対して敬意を示しながら、丁寧な言葉で返答できるのです。
この言葉を使用する場合は、敬意を示す相手に注意しましょう。
この例文でも敬意の相手が部長であるように、会話の当事者以外を示しても使用できるのです。
「対応してくださいます」を使った例文
ここでは「対応してくださいます」を使った例文を挙げていきます。
例文のように「対応してくれる」を意味する言葉だと理化していれば、文中で上手に活用できるはずです。
・『その件であれば、部長が明日の朝までに対応してくださいます』
・『その件であれば、部長が対応してくださいます』
・『私では困難な内容ですので、部長が対応してくださいますか』
「対応してくださいます」の類語と敬語での言いかえ
それでは「対応してくださいます」の類語と敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「対応してくださいます」の類似表現
「対応してくださいます」の類似表現には、「対処してくださいます」があります。
「対応」と「対処」は、おおむね同じ意味で使用できるので、同じ意味の言葉として言いかえできるのです。
「対応してくださいます」の敬語表現
「対応してくださいます」を別な敬語表現に言いかえるとどうでしょう。
たとえば「対応していただけます」との言いかえが可能です。
まとめ
このように「対応してくださいます」は、誰かが対応してくれることを、敬意を示して表現す言葉です。
敬語の対象が誰なのかに注意して、上手に使いこなすとよいでしょう。