「ご活躍をご期待申し上げます」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言いかえ方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「ご活躍をご期待申し上げます」とは?
「活躍」は「めざましく活動すること」を意味する言葉です。
「活躍」の「活」は「活(い)きる」と読めます。
「活き活きする」などの言葉で使用されることからも、この漢字が示す意味を想像できるのではないでしょうか。
さらに、「活躍」の「躍」は「踊(おど)る」と読めます。
また、「期待」は「待ち望むこと」を意味する言葉です。
また「期して待つ」と読める言葉でもあります。
ここでは、「ご活躍をご期待」としていますが、これに、「申し上げます」という謙譲表現を加えているのです。
「ご活躍をご期待申し上げます」のビジネスでの使われ方、使うときの注意点
それでは「ご活躍をご期待申し上げます」のビジネスでの使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたの会社で異動があったとします。
その異動で、あなたが懇意にしていた先輩が、地方の支店に転勤することになったのです。
このような場合には、「新しい支店での、ご活躍をご期待申し上げます」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手に対する応援のメッセージを、丁寧な言葉で述べることが可能なのです。
この言葉を使用する場合には、接頭語の連続に注意しましょう。
「ご活躍」と「ご期待」で「ご」が連続するため、くどい印象になるのです。
「ご活躍を期待申し上げます」でも、十分に丁寧な言葉ですので、連続を避けるように言いかえてみてもよいでしょう。
「ご活躍をご期待申し上げます」を使った例文
ここでは「ご活躍をご期待申し上げます」を使った例文を挙げていきます。
例文のように、単独で使用してもよいですし、言葉を加えてアレンジしてみてもよいでしょう。
・『ご活躍をご期待申し上げます』
・『陰ながら、ご活躍をご期待申し上げます』
・『みなさまのご活躍をご期待申し上げます』
「ご活躍をご期待申し上げます」の類語と敬語での言いかえ
それでは「ご活躍をご期待申し上げます」の類語と敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「ご活躍をご期待申し上げます」の類似表現
「ご活躍をご期待申し上げます」の類似表現には、「ご活躍をお祈り申し上げます」があります。
こちらのほうが、よりスタンダードな表現だと言えるでしょう。
「ご活躍をご期待申し上げます」の敬語表現
「ご活躍をご期待申し上げます」を敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。
たとえば「ご活躍をご期待いたします」という言いかえが可能です。
まとめ
このように「ご活躍をご期待申し上げます」は、相手の活躍に期待することを丁寧に表現したフレーズです。
ビジネスでも使用できるので、上手に使いこなすとよいでしょう。
