「成績が芳しい」とは?
使い方や言い換えなど、慣用句やビジネスでも使える言葉を分かりやすく解説していきます。
「成績が芳しい」とは?
「芳しい」は「かんばしい」と読みます。
これは「好ましい」ことを示す言葉です。
「芳しい」は、本来「いい匂いがすること」を示す言葉です。
「芳香」や「芳醇」などで使われる漢字であることからも、「匂い」に関係する言葉だと想像できるのではないでしょうか。
ただし、ビジネスで使用される場合には「好ましい」の意味で使用されます。
ここでは「成績が芳しい」としていることから、「成績が好ましい」ことと同じ意味で使用しているのです。
「成績が芳しい」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「成績が芳しい」のビジネスでの使い方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが会議に出席していたとします。
会議のテーマは、営業成績についてでした。
あなたは今月の営業成績について、報告する必要があったのです。
このような場合には「今月は、成績が芳しいとは言い難い状況です」と述べるとよいでしょう。
これにより、あまり好ましい成績ではないことを、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する場合には、否定形と組み合わせると相性がよいことに注意しましょう。
「芳しいとは言い難い」のように使用すると、相性がよいのです。
これは「好ましくない」と同じ意味になりますし、「悪い」と同じ意味です。
しかし、「芳しいとは言い難い」のように遠回しに表現すると効果的になることもあるのです。
「成績が芳しい」を使った例文
「成績が芳しい」を使った例文を挙げます。
例文のように、否定形の文章の中で使用すると、相性よく使用できることが分かるのではないでしょうか。
・『今月は、成績が芳しいとは言い難い』
・『毎年、成績が芳しいようには見えない』
・『このような状態で、成績が芳しいとは思えない』
「成績が芳しい」の類語や言いかえ
「成績が芳しい」の類語や言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「成績が好ましい」
「成績が芳しい」の類語には「成績が好ましい」があります。
「芳しい」は「好ましい」の意味を持つため、同じように使用できる類語と言えるのです。
「成績が望ましい」
また、「成績が望ましい」も「成績が芳しい」の類語と言えます。
「望ましい」も「好ましい」状態を示す言葉ですので、同じように使える言葉と言えます。
まとめ
このように「成績が芳しい」は、「成績が好ましい」ことを上手に言いかえたフレーズです。
ビジネスでも使用できるものですので、おぼえておくとよいでしょう。