「何かと不慣れで」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「何かと不慣れで」とは?
はじめに「何かと不慣れで」の意味を解説していきます。
「何かと」は「色々と、あれこれと」の意味を持ちます。
そのため、「何かと不慣れ」とした場合には、「不慣れ」の対象が複数あることを示しているのです。
このような表現を使用するメリットは、「AとBとCについて不慣れで」とするよりも、「何かと不慣れで」としたほうが、端的に相手に状況を伝達できるからです。
ただし、端的に表現できる反面、その対象は抽象化されてしまいます。
具体的な表現が求められる場面では「何かと」という表現を使用するのは、避けるべきとも言えるのです。
「何かと不慣れで」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「何かと不慣れで」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが新しい職場に配属されたとします。
しかし、文房具の置き場所も分からず、オフィスをウロウロしていました。
そこで先輩があなたに案内してくれたとします。
このような場面で、あなたは相手に「何かと不慣れで」と伝えるとよいでしょう。
これにより、あなたが不慣れなのは文房具の置き場所だけではないことが、相手に示唆されるのです。
この言葉を使う場合の注意点は、目上の人に使用する場合です。
敬語表現にする場合は「何かと不慣れでして」などにするとよいでしょう。
「何かと不慣れで」を使った例文
ここでは「何かと不慣れで」を使った例文を挙げていきます。
例文のように語尾を変化させることで、次の文節への接続をスムーズにできます。
・『何かと不慣れでして、難渋いたしております』
・『何かと不慣れですから、大変苦労します』
「何かと不慣れで」の類語や敬語での言いかえ
それでは「何かと不慣れで」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「何かと不慣れで」の類似表現
まず「何かと不慣れで」の類似表現について解説します。
「何かと」は「色々と」と言い換えられます。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「何かと不慣れで」の敬語表現
つぎに「何かと不慣れで」を敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「何かと不慣れでございまして」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「何かと不慣れで」は、相手に自分の状況を伝えるのに便利なフレーズです。
新しい職場に言った場合、新しいオフィスに言った場合など、色々な場面で使用できる言葉なので、しっかり覚えておくことをおすすめします。
