「前述の通り」とはビジネスでもよく耳にする言葉で、簡潔かつ使い勝手のいい言葉と言えます。
意味や使い方、言い換え表現など使う上で必要なことを簡単に説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。
「前述の通り」とは?意味
「前述の通り」の「前述」とは漢字の意味のまま説明すると「前に述べたこと」となり、分かりやすく言うと「さっき言ったこと」「さっき説明したこと」「さっき説明した資料に書かれていたこと」といった意味合いでビジネスでは使われます。
「前述」に「通り」という言葉を付け加えると「前に言ったように」という意味になり、「通り」は「〜したように」という意味になります。
「前述の通り」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「前述の通り」という言葉は会議やグループミーティング、プレゼンなど一対一ではなく、大人数で話し合いをしている際に少し前に話した内容を指す場合に使われます。
先ほども意味を説明する際に例を出したように、「さっき言ったこと」や「さっき説明したこと」では話し言葉になってしまいビジネスの場にはふさわしくありません。
そのため、「前述の通り」という簡潔な言葉で説明する方が大人数が参加する場では回りくどさがなく、適切な言い回しだと言えます。
ただ、長時間話をしてきた場合は「前述の通り」と言っても、どの部分を指しているのかが曖昧になりがちなので注意が必要です。
「〜の部分で前述した通り」と軽く話した内容に触れておくと、聞く側も資料や話を思い出しやすく、理解が早まりスムーズに進められます。
使う場面によって添える言葉を工夫して、上手く会話に取り入れていきましょう。
「前述の通り」を使った例文
・『前述の通り、資料に一部誤りがありましたので訂正させていただきます』
・『前述の通り、次回のイベントに関しましては今までと異なる時間に開始させていただきます』
・『トラブルに関しての報告ですが、前述の通りの内容となります』
「前述の通り」の言い換え表現
「前述の通り」という言葉の言い換え表現には「前述しました通り」「前述した通り」「先ほど申しました通り」「先述の通り」などがあります。
どの言い回しでも同じ意味合いとして使えるため、自分の使いやすい言い回しで会話に取り入れても問題ありません。
もちろん、相手やシチュエーションによって使い分けることもできるので、言い回しの候補として覚えておきましょう。
まとめ
ここでは「前述の通り」という言葉の意味やビジネスでの使い方、言い換え表現など、例文を用いて簡単に説明してきました。
「前述の通り」は多くのビジネスシーンで使いやすく、覚えておくととても便利です。
説明したことを参考にして、実践の場でどんどん取り入れていきましょう。
