「教悦至極に存じます」のビジネスでの扱い方についての解説です。
「恐悦至極に存じます」とは?意味
「恐悦至極に存じます」は、目上の方に対して有効なワードで意味は、恐れながらも喜んでいるという意味です。
恐れながら喜ぶとは、本当に恐れているというのではなく、目上の方に対する姿勢を表していて姿勢が喜びという姿勢を目上の方の前で示すことについて恐れ多いということです。
「恐悦至極に存じます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「恐悦至極に存じます」は、目上の方の前で感情をあらわにして喜ぶことが失礼である場合に使用するワードで、感情を出していませんが喜んでいますということを目上の方の前で示すために使用します。
なので注意すべくは、このワードは、姿勢が重要で、本当に喜んでいるそぶりを見せるのは、良い方向なんですが、明らかに不服そうだ、明らかに起こっているなど、喜びに感じる方向と真逆の表情をしていた場合、目上の方に対して実は喜んでいないと解釈されるので注意です。
「恐悦至極に存じます」を使った例文
・『心配りについて、恐悦至極に存じます』
・『妻の病気に対する心配りについて、恐悦至極に存じます』
「恐悦至極に存じます」の返答や返信例
「恐悦至極に存じます」は、目上の人に対するありがとうや、喜びを感じていますという意味になるので、上司や社長が返答や返信をする例においては、相手のありがとうや、喜びを感じていますということについてどう思うかが返答です。
よって例を挙げるとすれば、部下のありがとうや喜びを感じているということについての答えは、「当然のことを下まで」という具合に部下が喜んだり、ありがとうと感謝を伝えるような行動をとるのは、上司として当たり前だと答えるのが望ましい答えでしょう。
しかし、あえて冷たい答えを挙げることも可能で「別に、君のために行動したのではない」と言ってのけるのも自由です。
まとめ
「恐悦至極に存じます」は、目上の方に対して自分の喜びを表すワードで、ビジネスマンとして上司の前で喜びの感情を表すのはどうなのか?という社会的な問題からあえて喜びの感情を出さず、言葉で喜びの感情を出すのがこのワードになります。
ただ、このワードは欠点もありまして、喜びを表している側が本当に喜んでいるの?や感謝しているの?と感謝を受ける目上の方が感じ取れば、言葉が簡単に破綻することです。
しかも、表情でもこのワードは簡単に破綻し、喜んでいると言っている割には不機嫌なようであるや怒っているのでは?という場合、このワードは簡単に破綻し、「自分、喜んでる言うてるけど喜んで変やろ?」と上司は思うのでこのワードの本来の意味は簡単に破綻すると考えましょう。
なお、職業によりますが、上司の前で喜びの感情を爆発させてもよいお仕事もありますので、そうしたお仕事の前ではこのワードは不要です。