この記事では、ビジネスシーンでもしばしば使われる言葉の「一丸となって」について、その意味や使い方や言い換え等を分かりやすく説明します。
「一丸となって」とは?意味
「一丸となって」の読みは「いちがんとなって」で、「心を一つにしてや、一つにまとまって」を意味する言葉です。
ここで使われている「丸(がん)」は、「××丸」と丸薬に使われるように、「丸い粒や、塊」の意味を持ち、従って「一丸」とは「一つの塊」の意味となります。
また「となって」は「そんな状態になること」を意味します。
以上のことから、「一丸となって」の意味は「一塊の状態となって」の意味で、すなわち「心を一つにしてや、一つにまとまって」の意味となるのです。
「一丸となって」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「一丸となって」の言葉は、皆で何かを行う際に、「協力して、心を一つにして」行おうと言う意味で使われます。
ビジネスにおいては、「社員一丸となって頑張ろう」や「メンバーが一丸となってプロジェクトを達成しよう」等と「メンバーが心を一つにして」同じ目的・目標に向かうことを期す言葉として、しばしば使われます。
似た意味の言葉として、「一体となって」があります。
この言葉はも、「複数のものが一つになること」を意味する点では「一丸となって」と同じですが、「一丸」は個々に分離できるのに対して、「一体」は混じり合って分離できない状態を指すと言う違いがあります。
従ってビジネスシーンで、個々人が個性を発揮しつつ、同じ目標に向かって「一つになること」を表現する場合には、「一丸となって」の方が、より適した言葉だと言えます。
「一丸となって」を使った例文
・『プロジェクトメンバーは一丸となって努力を重ね、とうとう初期の目標を達成した』
・『この難局を切り抜けるには、社員が一丸となって頑張らねばならないと社長から訓示があった』
・『一丸となって頑張れば、相当難しいこともやり遂げられることを実感しました』
「一丸となって」の類語や言い換え
「一丸となって」の類語や言い換えとしては、「一体となって」や「一致団結して」や「総力を結集して」や「総動員で」や「一つになって」等が挙げられます。
いずれの言葉も、ニュアンスの違いはありますが、「全員の力を結集すること」や「同じ目標に向かって複数の人が行動すること」を表しています。
まとめ
「一丸となって」の読みは「いちがんとなって」で、「心を一つにしてや、一つにまとまって」を意味する言葉です。
ビジネスにおいては、社員が協力し合い、心を一つにして仕事を推進することが、しばしば求められます。
そんな時に、「一丸となって」の言葉が使われます。