「ご活用いただければと存じます」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご活用いただければと存じます」とは? ビジネス用語【一語】

「ご活用いただければと存じます」とは?

ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。

「ご活用いただければと存じます」とは?

「活用」「価値を活かして、上手に使うこと」を意味する言葉です。

これに接頭語の「ご」を加えて「ご活用」とすれば、丁寧な言葉にできます。

また、「いただく」「もらう」を意味する謙譲語です。

謙譲語をつかうことで、へりくだった表現になり、相手への敬意を示せるのです。

ここでは「いただければ」としているため、「もらえれば」と同じ意味になります。

これは、条件を示す接続詞「れば」を使用しています。

また、「存じます」「思う」を意味する謙譲語です。

これに丁寧語の語尾である「ます」が付与されているのです。

これらのことから、「活用してもらえればと思う」という内容を、敬語で丁寧に表現したのが、「ご活用いただければと存じます」だと言えるのです。

「ご活用いただければと存じます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「ご活用いただければと存じます」をビジネスで使用する場合、どんな使い方になるでしょう。

たとえば、あなたが作成した資料があったとします。

その資料には、関数が組み込んであったので、日々の業務で使用する計算を自動化できるのでした。

とても便利なものだったので、あなたは社内で資料を共有することにしました。

このような場合には、「大変便利な資料なので、みなさまにもご活用いただければと存じます」と述べるとよいでしょう。

これにより、相手に対して丁寧に、そして控えめに、活用を促せるのです。

この言葉を使用する場合は、冗長になりがちなことに注意しましょう。

丁寧さと冗長さのバランスを取るのは難しいですが、長い文章が誤解を招きやすいことに注意するべきなのです。


「ご活用いただければと存じます」を使った例文

「ご活用いただければと存じます」を使った例文を挙げます。

例文のように、冒頭に少し言葉を加えるだけでも、印象の違う表現ができます。

・『みなさまにも、ご活用いただければと存じます』
・『何かしら、ご活用いただければと存じます』
・『よろしければ、少しでもご活用いただければと存じます』

「ご活用いただければと存じます」の類語や敬語での言いかえ

「ご活用いただければと存じます」の類語や敬語を解説していきます。

「ご活用いただければと存じます」の類似表現

「ご活用」は、「ご利用」が類似表現と言えます。

「利用」には「活かして使う」の意味はないので、その点に注意して使い分ける必要があります。

「ご活用いただければと存じます」の敬語表現

「ご活用いただければと存じます」を別な方法で敬語表現するとどうでしょう。

たとえば「ご活用くださいますと幸いです」のように言いかえることが可能です。

まとめ

このように「ご活用いただければと存じます」は、相手に対して活用を進める場合に使用できるフレーズです。

ビジネスでも使用できる丁寧な言葉なので、おぼえておくとよいでしょう。